秋の那覇で、ほっこり癒される「やちむん」巡りはいかが?レトロ柄や現代風まで自分だけの一品をみつけよう
芸術の秋を迎えた沖縄県那覇市では、11月5日(土)、6日(日)に「壺屋やちむん通り祭り」が開催されます。やちむんとは、沖縄の言葉で焼き物という意味。ぽってりと丸い形状に独特な柄で絵付けされた茶碗やお皿は、沖縄の家庭で実際に使われていて、どこかほっこりとさせられる名品。観光客のお土産にも人気です。祭りの期間中は各店舗での割引販売もされるので、自分用に大切なあの人用にと素敵な一品を見つけに散策してみましょう。
Instagramでも注目を集める石倉家の作品に出会える「んちゃぜーく」
気さくで温かい接客に定評がある店主の石倉トミ子さんを筆頭に家族総出で切り盛りする「んちゃぜーく」には、店主の旦那さまと2人のご子息が作陶した品が所狭しと並びます。中でも人気があるのはInstagramでも注目を集める石倉一人(かずと)さんの作品。伝統的なデザインから現代の生活に溶け込むモダンなものまで幅広く、使うシーンを選びません。南城市にある石倉陶器所に足をのばせない人でも気軽に立ち寄れるのが嬉しいところ。「茶碗」や「カップ」「箸置き」「急須」など普段使いできそうな日用食器をじっくり眺めるだけでも時間が過ぎ去ってしまいそうなので、余裕をもったスケジューリングを!ちなみに店名の「んちゃぜーく」は、沖縄の言葉で「んちゃ(=土)」「ぜーく(物づくりをする人)」の意味で一人さんが命名。
営業時間 | 10:00~18:30 水曜定休 |
住所 | 沖縄県那覇市壺屋1-21-12 |
アクセス | ホテルグレイスリー那覇から徒歩15分 |
URL | https://www.instagram.com/kazutoishikura/ |
若手職人の感性が光る作品に出会える「Kamany」
那覇市でやちむんを作り続けてから300年以上の歴史をもつ「壺屋焼窯元 育陶園」から生まれた「Kamany(カマニー)」。代々伝統を守り、作陶を続けてきた高江洲(たかえす)家の作品が並びます。特徴は、現在の六代目当主にあたる、高江洲忠(ただし)氏の代で、次世代を担う若手職人の「自分たちの世代の暮らしに馴染むような、新しい壺屋焼を生み出したい」という想いを受け、店を構えることに。「コーヒーカップとソーサー」、「パスタプレート」など洋の暮らしにも寄り添う品が多数!一方で、「カラカラ」や「ちぶぐわー」といった沖縄で古くから親しまれる酒器もあり。壺屋焼の伝統技法を受け継ぎつつも、スタイリッシュさが加わった作品からは、若手職人の感性が光ります。同じ通り沿いに、育陶園の本店もあるのでのぞいてみては。店名の「Kamany」の意味は「窯の根」のこと。
営業時間 | 10:30~18:00 |
住所 | 沖縄県那覇市壺屋1-22-33 |
アクセス | ホテルグレイスリー那覇から徒歩15分 |
URL | https://www.instagram.com/kamany_tsuboya_pottery/ |
可愛らしくてリーズナブルな作品に出会える「UTSUWAチャタロウ」
やちむんだけでなく、琉球松から作られたカッティングボードやポップな小物なども取り扱う「UTSUWA(ウツワ)チャタロウ」。沖縄県内外から取り寄せた商品も並ぶセレクトショップ的なお店で、気軽に立ち寄れる人気店です。沖縄を想起させるゴーヤやブーゲンビリアをモチーフにした箸置きや やちむんでつくられた飾り付きのヘアゴムなどリーズナブルなのにどこにも売っていないような特別感のある品々はお土産にぴったり!「どこで買ってきたの?」と聞かれること必至のユニークさです。かわいらしい雰囲気が好きなあの人へのプレゼント用にも、職場や友人間でのばらまき用にもおすすめ。同じ通りにある姉妹店の「Craft・Giftヤッチとムーン」「うつわスカート」にもぜひお立ち寄りあれ。
営業時間 | 10:00~18:30 |
住所 | 沖縄県那覇市壺屋1-8-12 |
アクセス | ホテルグレイスリー那覇から徒歩13分 |
URL | https://www.yacchi-moon.jp/ |
今回の旅の拠点
ホテルグレイスリー那覇
ゆいレール県庁前駅 徒歩5分 / 那覇空港 車で約15分