春の山形市散策におすすめ。 〜桜の名所、山形市最古の歴史を有するモダンな建築、日本に3ヶ所のみの古式打毬の開催地を巡る〜
今回は、山形県にあるおよそ1,800もの神社から、山形駅より徒歩あるいはバスで20分圏内のスポットに注目。春の山形旅行におすすめしたい桜の名所をスタート地点として、多様なご利益を得ることができ、さらに日本の歴史上で重要な役割を果たす貴重な神社を巡る散策ルートを考えてみました。
4万以上もの神様から強大なパワーを受けとろう!濃淡の桜色に包まれる春景も見逃せない「山形懸護國神社」
1872年に創建された「山形縣護國神社(やまがたけんごこくじんじゃ)」。薩摩藩士や山形県にゆかりがある戦没者たちが祀られていて、現在では4万以上もの神様がいるとされています。そのため強大なパワーを得ることができると信じられ、お正月には、県内で最も多くの参拝客が訪れるほどの人気スポットに。なんと、その数は13万人を超えるのだそう。家内安全や商売繁盛、勝負運など、得られる功徳は様々ですが、特に金運へのご利益が注目されています。日本一の大きさを誇るという鋳物の狛犬や、鮮やかな朱色に彩られた高さ10mの大鳥居、国のために命を捧げた勇士たちを祀る拝殿からは、荘厳なパワーを感じられるはず。ちなみに、ソメイヨシノやシダレザクラによる濃淡のピンク色が参道を彩る、春の姿も必見です。
拝観時間 | 9:00~17:30(1月1日~1月3日は 8:00~18:00) |
住所 | 山形県山形市薬師町2-8-75 |
アクセス | 山形駅前からバスで16分 、千歳公園待合所より徒歩1分 |
URL | https://yamagataken-gokokujinja.jp |
バリアフリーの近代的な構造に生まれ変わった、山形市最古の神社「諏訪神社」
参照:ラテンなおばさん『山形:諏訪神社』
1474年に創立された「諏訪神社」は、、山形市最古の神社として知られています。日照り続きの不作で民衆が苦しんでいたある日、夢の中聞いた神のお告げ通り、信州の「諏訪大社」からいただいた分霊を祀ったそう。すると大雨が降り、茄子を収穫することができたそう。以来、茄子は“神の御加護”であると信じられ、現在でも参拝者は茄子を5個程持参して供え、2個程持ち帰り、神の力添えをいただくという習慣が残っています。そんな諏訪神社は2002年に整備され、白い石造りの鳥居や神門が目を引くモダンな雰囲気に。壮麗な社殿はバリアフリーを採用し、社務所の扉は自動ドア、また手水は人感センサーを取り入れた近代的な造りになっているのが特徴です。ご祭神は、武田信玄などの戦国武将に崇敬された神様。地元のサッカーチーム・モンテディオ山形の選手たちも必勝祈願に訪れるそう。勝負事にはおすすめの神社です。
拝観時間 | 9:00~17:00 |
住所 | 山形県山形市諏訪町1-1-55 |
アクセス | 山形駅より徒歩10分 |
URL | http://yamagata-suwa.jp/abouts.html |
日本に3ヶ所のみの、無形文化財“古式打毬”の開催地。開運や厄除け、恋愛成就のご利益をもたらしてくれる「豊烈神社」
開運厄除のほか、恋愛成就や復縁にご利益があると言われている「豊烈(ほれつ)神社」。1821年に歴史が始まり、1880年に現在の地に建立されたのだそう。豊かな緑に囲まれた境内には、街の喧騒を忘れさせるほど厳かで、神秘的な雰囲気が漂っています。紡いできた歴史が滲む木造建築の拝殿は、趣たっぷり。長きにわたり人々から厚い信仰を集めてきた凛とした佇まいに、大いなるパワーを感じられるはず。ちなみに、毎年10月に行われる例大祭では、国内でわずか3ヶ所でのみ開催されている神事「古式打毬(だきゅう)」を見ることができます。古式打毬とは、紅白に分かれた競技者が専用の棒などを使って毬を毬門へ投げ入れる馬術競技。県の無形文化財にも指定されている貴重な儀式なので、機会があったらぜひ足を運んでみて。
拝観時間 | 9:00〜17:00 ※詳しくはお電話でお問い合わせください |
住所 | 山形県山形市桜町7-47 |
アクセス | 山形駅より徒歩10分 |
URL | http://umahituji2014.web.fc2.com/index.html |
今回の旅の拠点
山形七日町ワシントンホテル
JR山形駅 車で約7分
山形駅西口ワシントンホテル
JR山形駅 徒歩2分