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「旧東京音楽学校奏楽堂」で、日本最古のパイプオルガンによる演奏を楽しむ日曜日を

東京・上野恩賜公園の北側に位置する「旧東京音楽学校奏楽堂」。重要文化財に指定されていて、2階の音楽ホールでは”荒城の月”などで知られる瀧廉太郎がピアノを弾いていたほどの歴史ある場所です。建物だけでも十分見応えがありますが、日本最古のパイプオルガンの演奏を聴くことのできる第2・第4日曜日がおすすめですよ。

旧東京音楽学校奏楽堂(Sogakudo of the Former Tokyo Music School)

「旧東京音楽学校奏楽堂」は、1890年に東京藝術大学音楽学部の前身である東京音楽学校の校舎として建設されました。同校に通っていた学生の中には瀧廉太郎も。2階の音楽ホールでピアノを弾いていたそうです。他にも”赤とんぼ”などを作曲した山田耕筰も同校の卒業生。数々の音楽家を輩出した校舎は、1988年に日本で最も古い洋式音楽ホールのある校舎として重要文化財に指定。「生きた文化財」として建物が一般公開されています。

趣のある建物の他にも注目してほしいのが、2階音楽ホール正面に設置してある珍しい空気式アクション機構のパイプオルガン。政治家で音楽に造詣が深かった徳川頼貞が1920年にイギリスから購入し、1928年に東京音楽校へ寄贈したものです。パイプの数は1,379本で、コンサート用としては日本最古のパイプオルガンだそう。第2・第4日曜日には東京藝術大学音楽学部の学生によるパイプオルガンのコンサートが開かれているのでチェックしてみて。100年以上の時を超えてきたパイプオルガンの持つ、明るくて温かな音色に包まれる時間が過ごせますよ。

休館日月曜日、年末年始、特別整理期間
※建物公開日など詳細は公式ホームページでご確認ください。
住所東京都台東区上野公園8-43
アクセス上野駅より徒歩13分
ホテルタビノス浅草:ホテルより徒歩3分、西浅草三丁目よりバスで9分の谷中で下車後徒歩5分
ホテルグレイスリー浅草:浅草駅から東京メトロ銀座線で3駅、上野駅より徒歩13分
URLhttps://www.taitocity.net/zaidan/sougakudou/

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