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山形市の中心エリアを散策しながら気軽に立ち寄れる、歴史ロマン漂うスポット3選

雪に覆われた霞城公園(Kajo Park covered with snow)

江戸時代に城下町として栄えた、山形県山形市。最上義光によって江戸初期に築かれたこの都市には、今もなお当時の面影を感じられるスポットが数多く存在しています。山形城の跡地にある霞城(かじょう)公園をはじめ、現在は博物館や郷土館として利用されている歴史的建造物など、市街地を散策しながら山形の長い歴史のあるスポットに出会うことができますよ。

今回は、山形市の中心エリアにある歴史的観光地の中から、江戸時代・明治時代・大正時代それぞれを代表する3つのスポットをご紹介します。

江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえる街並みが広がる「御殿堰」

水の町屋 七日町御殿堰(Mizunomachiya Nanokamachi-Gotenzeki)

山形市の中心を網目のように流れている農業用水堰・山形五堰のひとつ、「御殿堰(ごてんぜき)」。御殿堰が造られた約400年前の光景が目に浮かぶような、ノスタルジーな雰囲気が漂っています。また歴史を感じられるだけでなく、御殿堰に沿って建てられた和モダンな長屋風の建物「水の町屋 七日町御殿堰」でお買い物や食事を楽しめるのも魅力。老舗の茶屋、和雑貨店、お蕎麦屋、カフェなどのお店で、思い思いの時間を過ごしてみてはいかが?グッドデザイン賞や東北建築賞をはじめ、7つの賞を受賞している伝統とモダンが融合した建物のデザインにも注目です。

営業時間店舗によって営業時間および定休日が異なるため、公式ホームページにてご確認ください。
住所山形県山形市七日町2-7-6
アクセス山形七日町ワシントンホテル:ホテルより徒歩3分
山形駅西口ワシントンホテル:JR山形駅からバスで10分、七日町より徒歩2分
URLhttp://gotenzeki.co.jp/

構造強度が計算し尽くされた美しいデザインが特徴的な、明治期を代表する建物「旧山形師範学校本館」

旧山形師範学校本館外観(Exterior of (Former Yamagata Normal School Main Building)

1878年に開校した「旧山形師範学校本館」。ルネッサンス様式を基調とした木造桟瓦葺きの校舎は明治期を代表する学校建築のひとつで、国の重要文化財に指定されています。外観と内装どちらにも施されている細やかな装飾が、優美な空間を演出。また、廊下や天井は斜め板張りに、外壁にはモルタルが塗られた竪瓦型レンガを使用するなど、構造上の強化や耐火性も考慮されたデザインでもあるそう。現在は、山形県立博物館の教育資料館として使用されています。建物を見学しながら、江戸時代から現代までの山形の教育の歴史を学ぶことができますよ。

開館時間9:00〜16:30 月曜・祝日休館
※休館日は変更になることがあるため、公式サイトにてご確認ください。
住所山形県山形市緑町2丁目2-8
アクセス北高前バス停より徒歩1分
山形七日町ワシントンホテル:ホテルから徒歩5分、山形市役所前よりバスで3分
山形駅西口ワシントンホテル:ホテルより徒歩10分
URLhttp://www.yamagata-museum.jp/education-museum/

精巧で豪華なデザインに心ときめく、大正時代の山形の政治的中心地「山形県郷土館 文翔館」

文翔館外観(Exterior of Bunshokan)

「山形郷土館 文翔館」は、大正期の山形県庁舎と県議会議事堂であった英国近世復興様式の建物。1877年に建設され、その後大火によって焼失。現在の建物は1916年に再建されたものです。創建当時の工法をもとに忠実に復元されており、大正時代の古き良き時代の薫りを今に伝える、国の重要指定文化財でもあります。壮麗な外観と、職人が漆喰で花びらを一枚一枚作り上げた装飾などがある豪華絢爛な館内は、まるでお城のよう。また、銅板が嵌め込まれた文翔館のシンボル・塔時計も印象的。国内で2番目に古く、5日に1度時計職人が手動で巻き上げているのです。レトロかつフォトジェニックな空間で、山形の歴史を辿ってみてはいかが?

開館時間9:00〜16:30 第1・第3月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
※イベント等により休館日が変更になることがあるため、公式ホームページにてご確認ください。
住所山形県山形市旅篭町3丁目4-51
アクセス山形七日町ワシントンホテル:ホテルより徒歩5分
山形駅西口ワシントンホテル:JR山形駅からバスで8分、山形市役所前より徒歩1分
URLhttps://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

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