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JR御茶ノ水駅より徒歩10分圏内。日本文化の発展を支えてきた歴史的観光地3選

お茶の水の街並み(Cityscape of Ochanomizu)

JR秋葉原駅より総武線で1駅の御茶ノ水駅。周辺には多くのオフィスビルが立ち並ぶ一方、日本の史実を今に伝えるスポットもあるのをご存知ですか?日本の文化や産業等が大きく発展した江戸時代から明治時代にかけて様々な建物が建てられたため、街には日本の歴史に寄与した建造物や観光地が多く存在しているのです。

そこで今回は、JR御茶ノ水駅より徒歩10分圏内にある歴史的観光地の中から、3つのおすすめスポットをご紹介します。

日本で最も古い煉瓦造の重要文化財「東京復活大聖堂」

東京復活大聖堂の外観(Exteiror of Holy Resurrection Cathedral)

1891年にロシアから布教のために来日した亜使徒聖ニコライによって建立された、東京復活大聖堂(通称:ニコライ堂)。国の重要文化財に指定されている教会で、緑色の丸いドーム型の屋根が目を引く、クラシカルで重厚な造りになっています。この構造は、キリスト教の本場であるヨーロッパでも数少ない、本格的なビザンティン様式。所々には、アーチと分厚い壁が特徴的なロマネスク様式や、シンプルなデザインで古代の神殿を想起させるルネッサンス様式も取り入れられています。聖堂内にはステンドグラスやイコン、柔らかな光を放つ火が揺れ動く無数のろうそくが。その光景は清らかな気分にさせてくれます。

拝観時間4月~9月 13:00~16:00/10月~3月 13:00~15:30
月曜日および年末年始を除く
※拝観可能日および時間は変更になることがあるため、公式ホームページにてご確認ください。
住所東京都千代田区神田駿河台4-1
アクセスJR御茶ノ水駅より徒歩3分
URLhttp://nikolaido.org/

日本の学校教育発祥の地「湯島聖堂」

杏壇門から見える大成殿(Taiseiden Hall seen from Kyodanmon gate)

1691年に徳川綱吉の命により建設された、「湯島聖堂」。元来は朱子学派儒学者・林羅山により、1630年に現在の上野恩賜公園のある場所に開かれた私塾でした。綱吉が幕府の経営でないことに難色を示し、本堂である「大成殿」を築いたことで湯島聖堂としての歴史が始まりました。明治時代に入り新政府が管理し、東京師範学校(現在の筑波大学)や東京女子師範学校(お茶の水女子大学)、日本最初の博物館(現在の東京国立博物館)と図書館などを設置。このように、長い間日本の近代教育の発展を支えてきた場所なのです。敷地内に配された世界最大の孔子像、3つのそびえ立つ木造の門、儒学学校の頃の様子が目に浮かぶ大成殿内部などを通して、その歴史を感じることができますよ。

公開時間9:30〜17:00(冬季は16:00まで)
8月13日〜17日、12月29日〜31日は休業
※大成殿の公開は土日祝日のみ(10:00〜閉門時間まで)
住所東京都文京区湯島1-4-25
アクセスJR御茶ノ水駅より徒歩2分
URLhttp://www.seido.or.jp/

古書店から飲食店まで、老舗店が立ち並ぶ「神田すずらん通り」

神田すずらん通りにある古本屋(Used book store along the Kanda Suzuran-dori street)

靖国通り駿河台下交差点と白山通りを結ぶ、全長約260メートルの商店街「神田すずらん通り」。明治から大正初期に官立や私立の学校が周辺に開設され、学生の街として栄えていたエリアです。教師や学生が多いことから本屋が集まり、今では約150店舗もの古書店が立ち並ぶ世界最大の書店街としても有名です。また、江戸川乱歩や三島由紀夫などの文豪たちが足繁く通ったと言われている老舗の飲食店も。日本で初めて油絵具を開発・販売した「文房堂」や、東京初の紅茶専門店「TeaHouseTAKANO」といった、日本の文化に変化をもたらしたお店があるのも魅力です。

住所東京都千代田区神田神保町1丁目
アクセスJR御茶ノ水駅より徒歩8分
URLhttp://www.kanda-suzuran.com/

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