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弾丸旅行でも巡れる。沖縄本島で異なる特徴が体験できる3エリア

シーサーと海(Okinawan guardian lions and sea)

北部・中部・南部の3つのエリアに分かれている沖縄本島。南部エリアに位置する那覇空港から他2つのエリアの中心部へは、バスで乗り換えなく1時間から1時間30分ほどでアクセスでき、本島最北端までは約3時間ほど。短い滞在日数でも立ち寄るスポットを絞れば、全エリアを巡ることが可能です。そこで今回は、3つのエリアそれぞれの特徴をおすすめスポットと併せてご紹介します。

琉球文化と最新お買い物スポットが共存する「南部エリア」

金城町石畳道の風景(Scenery of Kinjo-cho Stone-paved Path)

かつて沖縄を制していた琉球王国の都・首里があった、南部エリア。焼失してしまった首里城から四方に向かって、当時造られた古道がはりめぐらされています。道沿いに複数の史跡が存在する「ヒジガービラ」や、赤瓦の古民家が立ち並ぶ「金城町石畳道」などを歩いて、琉球時代の雰囲気を感じるゆったりとした時間を過ごしてみるのもいいかも。また、世界遺産に登録されている「斎場御嶽」(せーふぁーうたき、南城市)や、崖の上に佇む「波上宮」(那覇市)といった、歴代の王や庶民がニライカナイ(神々が住む異界)へ祈りを捧げていた神秘的な聖地もおすすめです。そんな琉球文化や歴史が色濃く残るスポットが多い南部には、お買い物を楽しむことができるおしゃれな最新スポットもあるのをご存知ですか?例えば、豊見城市(とみぐすくし)。沖縄唯一のアウトレット「あしびなー」、フォトジェニックなカフェやショップが30店舗以上集まる商業施設「瀬長島ウミカジテラス」に加え、6月には155店舗が入居する大型複合商業施設「イーアス沖縄豊崎」が開業する予定です。併設する、世界初の最新映像技術を駆使した新しいエンタテイメント水族館「DMMかりゆし水族館」もお見逃しなく。

アメリカと沖縄の文化が融合した「中部エリア」

美浜アメリカンビレッジの景色(Scenery of Mihama American Village)

米軍基地があることから、アメリカと沖縄の文化が融合した独自の文化が発展した中部エリア。アメリカの西海岸をモチーフにした商業施設「美浜アメリカンビレッジ」で有名な北谷町(ちゃたんちょう)は、まるで海外リゾートのよう。隣接する沖縄市に位置すゴザは、アメリカ文化の影響を受けて”オキナワンロック”が生まれた音楽の街です。また浦添市には、使用されていない外国人住宅をリノベーションしたカフェや雑貨店が立ち並ぶ「港川ステイツサイドタウン」が。全てのお店の外観と内装がフォトジェニックなので、歩いているだけでも胸が高鳴るはず。島野菜を使用したピクルスや無添加の手作りパンを購入したり、焙煎方法にまでこだわったコーヒーを飲みながらまったりしたり、思い思いの時間を過ごすことができますよ。

太古より守り続けられた”やんばる”に癒される「北部エリア」

安須杜の風景(Scenery of Asumui)

沖縄美ら海水族館」を有する本部町(もとぶちょう)をはじめ、「青の洞窟」で有名な沖縄屈指のリゾート地・恩納村(おんなそん)など、自然と触れ合うことができるスポットが数多く存在する北部エリア。”やんばる”と呼ばれる本島随一の亜熱帯の森が、エリア最北端に位置する国頭村(くにがにむら)を中心に広がっています。絶滅危機種も含めて1,250種類以上もの植物がつくりだしている、芸術的な景観の美しさは息をのむほど。その雄大な自然な景色の中で、トレッキングやシーカヤック、キャニオニングなどのアクティビティを体験できるのも魅力です。また、琉球国王も称賛したと言われる景色が広がる「万座毛(まんざもう)」や、海の上を走っているかのような気分を味わえる「古宇利大橋」、波によって削られた鋭利な岩が海岸沿いに並ぶ本島最北端の「辺戸岬」など、魚影が見えるほど透き通る海の大パノラマを眺めることができるフォトスポットもありますよ。

今回の旅の拠点