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木更津駅から約1時間。夏の涼を感じられる山・海・湖の穴場絶景スポット3選

東京湾に面していて、都心からのアクセスも良い千葉県・木更津市。周辺は自然と人がつくりだした絶景スポットの宝庫。詳しくは「心洗われる絶景が広がる千葉へ!インスタ映えスポット3選」の記事でもご紹介しています。そこで今回は“夏の涼”をテーマに、木更津を起点として巡ることができる穴場の絶景スポットを3つピックアップ。山・海・湖のそれぞれのジャンルから、おすすめをひとつずつご紹介します。

東京湾・富士山・みなとみらいを一望できる。千葉の天然記念物にそびえ立つ、ピラミッドのような形をした「明治百年記念展望塔」

明治百年記念展望塔(Meiji 100 Year Anniversary Observation Tower)

東京湾に突き出した千葉県の指定天然記念物・富津岬の先端にある「明治百年記念展望塔」。盆栽などに使われる五葉松をモチーフにしたこの展望塔は、1963年に明治元年から数えて100年目であることを記念してつくられました。展望台へと続く階段を登っていくと待ち構えるのは、東京湾と対岸に見える静岡県や神奈川県方面の眺望。晴れた日には、三浦半島やみなとみらい(神奈川)、さらには富士山まで見渡すことができます。対岸が徐々にオレンジ色に染まっていく、夕焼けの時間帯に訪れるのがおすすめです。ちなみに、富津岬は太平洋に近く水質の良い海岸のため、ハマグリやアサリがぷっくりと育ち、毎年夏になると潮干狩りを楽しめるスポットでもありますよ。

営業時間24時間開放
住所千葉県富津市富津2280
アクセス木更津駅西口からバスで約40分、富津公園より徒歩すぐ
URLhttps://www.cue-net.or.jp/kouen/futtsu/index.html

日本の技術の進歩によって誕生。手で掘られ、石切の技術で削られた高さ10mもの岩壁が続く神秘的スポット「燈籠坂大師の切通しトンネル」

灯籠坂大師の切通しトンネル( Tourouzaka Taishi no Kiritoshi Tunnel)

日本の石切技法によってつくられた「燈籠坂大師の切通しトンネル」。真言宗の開祖である空海が、日本各地を巡りながら修行をしていた際に立ち寄ったと言われている、東善寺の燈籠大師堂へと続く参道です。もともと、明治から大正に手で掘られたトンネルだったそう。傾斜が急であったことから、昭和初期に鋸山で培われた石切の技術を用いて掘り下げられたことで、高さ10mもある現在の姿になりました。平面に削られ、苔に覆われた岩肌と、空か射し込む柔らかな陽の光が神秘的な雰囲気を演出。両側の岩壁が迫ってくるかのような迫力も感じながら歩き進み、トンネル内を吹き抜ける爽やかな風を体いっぱい受け止めて。トンネルを抜けると一気に視界が開き、燈籠大師堂までの階段が待ち受けているので参拝もお忘れなく。

営業時間24時間開放
住所千葉県富津市萩生256
アクセス木更津駅から6駅、竹岡駅より徒歩20分
URLhttps://www.city.futtsu.lg.jp/0000000606.html

湖面ギリギリからの視界はまさにジャングル。水上散歩を楽しめる、千葉県最大のダム湖「亀山湖」

亀山湖でカヤックを楽しむ人々(People enjoying Kayak on Lake Kameyama)

1980年に完成した亀山ダムによってできた、千葉県最大の大きさを誇る人造湖「亀山湖」。桑ノ木沢や押切沢など、亀山湖へと注ぐ細い川が多数あるため、複雑に入り組んだ地形が特徴的です。ブラックバス釣りの名所として知られていますが、亀山湖に遊びにきたらぜひ体験してほしいのがカヤック。歩いてたどり着けない場所へも、カヤックで自由に水上散歩を楽しむことができます。海と異なり波立たない穏やかな湖の上で涼を感じながら、青々と生い茂る新緑を観察したり、水鳥のさえずりを聞いたりと癒しの要素がたっぷり。満水時には、湖面と木々の距離が近くなるためジャングルの中をクルーズしているような気分を味わうことができます。また、運が良ければ湖周辺に生息しているニホンザルに出会えるかも。

営業時間24時間開放
住所千葉県君津市川俣
アクセス木更津駅から久留里線で13駅、上総亀山駅より徒歩9分
URLhttp://www.kazusakameyama.com/

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