4月中旬が桜の見頃！会津若松駅より周遊バス「あかべえ」で巡れる、歴史的スポット3選

例年、4月中旬頃から下旬に桜が見頃を迎える会津若松市。今年は暖冬の影響もあってか、4月9日から16日に見頃を迎えると言われています。そこで今回は、日帰り旅行でも訪れやすいように、会津若松駅で乗車できる周遊バス「あかべえ」の路線沿いにある花見スポットを3ヶ所ピックアップ。春景を楽しめるだけでなく、この地の歴史を感じることができる点もポイントです。

日本唯一の赤瓦の天守閣と桜がコラボレーション。 “桜の名所100選”にも選ばれている、国の史跡「鶴ヶ城公園」

日本で唯一の赤瓦の天守閣を持つ、会津若松のシンボル”鶴ヶ城”がそびえ立つ「鶴ヶ城公園」。国の史跡に指定されている広大な園内は、春になると、ソメイヨシノやヤエザクラ、コヒガンザクラなどの1,000本もの桜によって心躍る空間に。鶴ヶ城の風情を引き立てるフォトジェニックな桜景色は、「さくら名所100選」にも選ばれているほどです。天守閣五層の展望台に登れば、桜とともに若松市街地や会津盆地を一望することも。眼下に広がる桜景色と絶景を一度に楽しむことができます。また、この時期には「鶴ヶ城さくらまつり」が開催され、夜のライトアップを実施。今年は4月3日から5月9日までだそう。ライトに浮かび上がる桜がお堀の水面に映る幻想的な景色も、一見の価値ありです。

開園時間	＜鶴ヶ城開城時間＞8:30〜17:00 ＜鶴ヶ城さくらまつり＞2021年4月3日～2021年5月9日  ＜ライトアップ時間＞日没〜21：30（桜の見頃終了後は20：30まで）
住所	福島県会津若松市追手町1-1
アクセス	会津若松駅から周遊バス「あかべえ」で31分、鶴ヶ城入口より徒歩5分
URL	https://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html

“八重の桜”のロケ地。多種の桜が彩る、600年前より歴代会津藩主に愛されてきた「御薬園」

600年ほど前より、歴代会津藩主の別荘の庭園として愛されてきた「御薬園」。”幕末のジャンヌダルク”と呼ばれた、新島八重の一生を描いた大河ドラマ「八重の桜」のロケ地としても知られています。春になると、コヒガンザクラ、ソメイヨシノ、ウスズミザクラ、サトザクラが次々と開花。心字の池（しんじのいけ）を中心に配された様々な品種の桜が、優美な景色を生み出します。国の名勝に指定されている庭園の春の姿を眺めたら、庭園内にある「御茶屋御殿」へ。ここならではの秘伝の薬草茶を飲みながら、ほっと一息ついてみるのもいいかも。

開園時間	8:30〜17:00
住所	福島県会津若松市花春町8-1
アクセス	会津若松駅から周遊バス「あかべえ」で22分、会津若松商工会議所前より徒歩5分
URL	http://www.tsurugajo.com/oyakuen/

“八重の桜”のオープニングに登場する、一本桜。樹齢約650年以上とも言われる「石部桜」

市天然記念物と、福島県緑の文化財に指定されている名木「石部桜」。1300年代に会津を治めた領主の重臣、石部治部大輔（いしべじぶだゆう）の庭にあったと伝えられているエドヒガンザクラです。「八重の桜」のオープニングに登場したことで、話題になりました。そんな石部桜の推定樹齢は、なんと650年以上。高さ約11m、枝張は最も広いところで約20ｍもあるそう。見渡す限りの田園風景のなかで、威風堂々と枝を広げてピンク色の花を咲かせる姿は、まさに圧巻です。

開園時間	24時間
住所	福島県会津若松市一箕町八幡石部
アクセス	会津若松駅から周遊バス「あかべえ」で5分、飯盛山より徒歩15分
URL	https://www.aizukanko.com/spot/628