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約90年前に建てられた銀座の高級アパートメントが商業施設に。「奥野ビル」

高級ブランド店や高層ビルが立ち並ぶ華やかなイメージの銀座。そんな中に昭和の雰囲気が漂うビルが存在しているのをご存知でしょうか。それは、東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅から徒歩すぐの場所に位置する「奥野ビル」。1932年に建てられた古いアパートですが、現在は商業施設となっているのです。

奥野ビル

今回ご紹介する「奥野ビル」は、1923年の関東大震災で崩壊した工場の跡地に九段会館などを手がけた川元良一によって”銀座アパートメント”という共同住宅として建設されました。大きな災害後ということもあって、鉄筋コンクリートの丈夫な造りになっています。さらにエレベーターも設置。当時はデパートなどにしかない時代だったため、高級アパートメントとして知られ著名人も入居していたそう。

奥野ビル2

現在は建物のレトロな雰囲気とぴったりのギャラリーやアンティークショップなどが入居し、商業施設として生まれ変わっている同ビル。その中でもご紹介したいのが3階にある「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」。同ビル建設後に”スダ美容室”が入居していた306号室を借り受け、定期的に室内を公開したりイベントを開催したりしています。室内はできるだけ建設当時のまま保存し修繕などで手を加えすぎないようにされているそう。ところどころ剥がれ落ちた壁紙などが90年の歴史を感じさせてくれます。長い間銀座に佇んできたビルが持つパワーをぜひ一度感じてみて。

営業時間各店舗の公式ホームページ等をご確認ください。
住所東京都中央区銀座1-9-8
アクセス東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」より1分
ホテルタビノス浜松町:大門駅から都営地下鉄浅草線で2駅、「東銀座駅」より徒歩6分
ホテルグレイスリー銀座:ホテルから徒歩10分
URLhttps://room306project.tokyo
※「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」のURLです。

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