上品な佇まいが魅力。重要文化財にも指定されている「旧三井家下鴨別邸」
かつての三井家が別邸として建設した「旧三井家下鴨別邸」。広い敷地には主屋と茶室、玄関棟の3つの建物があり、三井家の”美”や”暮らし”に対する思いが伝わってくるような上品な作りになっています。重要文化財にも指定されている同邸の風情をぜひ体感してみて。
世界遺産・下鴨神社の南に位置する「旧三井家下鴨別邸」。三井財閥の総領家第10代、三井八郎右衞門高棟(たかみね)により三井家共有の別邸として1925年に完成した邸宅です。その後1949年には国に譲渡され、1951年から2007年まで京都家庭裁判所の所長宿舎に。保存状態が良好で近代和風建築として価値の高いことから2011年に重要文化財に指定されました。
敷地内には主屋と茶室、玄関棟が現存。主屋はもともと三井家の木屋町別邸として1880年に建てられたものを同地に移築してきたそう。特徴的な3階は望楼になっていて東山の眺望が楽しめます。また1階南側は緑あふれる苔むす庭を存分に満喫できるよう開放的な作りに。吹き抜ける心地よい風を全身で感じながらゆったりと堪能できるのが嬉しいポイントです。主屋の2階、3階部分と茶室は通常入ることができず、特別公開時のみ見学が可能。食事や和菓子などをいただいてから見学ができるイベントもあるのでぜひチェックしてみて。貴重な建築物で贅沢な時間が過ごせますよ。
開館時間 | 9:00~17:00 休館日:毎週水曜日、12/29~12/31 |
住所 | 京都府京都市左京区下鴨宮河町58番地2 |
アクセス | 京阪電車、叡山電鉄「出町柳駅」より徒歩5分 ホテルタビノス京都:ホテルから徒歩2分、河原町五条よりバスで17分の葵橋西詰で下車後徒歩5分 ホテルグレイスリー京都三条:ホテルから徒歩5分、河原町三条よりバスで11分の出町柳駅前で下車後徒歩5分 |
URL | https://ja.kyoto.travel/tourism/article/mitsuike/ |
今回の旅の拠点
ホテルタビノス京都
京阪本線清水五条駅 徒歩3分/烏丸線五条駅 徒歩7分/阪急京都線京都河原町駅 徒歩10分
ホテルグレイスリー京都三条
地下鉄東西線「京都市役所前駅」 徒歩5分