沖縄で日本一早いお花見!一面に咲き誇るカエンカズラやカンヒザクラ。フォトジェニックな春の景色を堪能しよう
一年を通して温暖な気候の沖縄は、本州とは異なり1月下旬ごろから春の花が咲き始めます。日本では沖縄にだけ自生しているサクラ「琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)」や「火炎葛(カエンカズラ)」も満開になる季節。海で泳ぐことはできませんが、フォトジェニックな光景を探しに沖縄を訪れるのもおすすめです。沖縄で日本一早いお花見を楽しみましょう。
市街地の壁面を彩るカエンカズラの前でお気に入りの一枚を撮ろう
カエンカズラ(火炎葛)は、ブラジル原産のつる性植物。和名の「火炎葛」はオレンジ色の花が固まって咲く姿が炎のように見えることに由来するそう。沖縄では暑さをしのぐため壁面に植えられることも多いといいます。元々は園芸植物ですが、温暖な地域でよく育つ花であるため、本州で見かける機会は滅多にありません。少し珍しいその外観に惹かれる方も多いのでは?カエンカズラは2月ごろから花を咲かせ、花のカーテンのように住宅街の塀や壁面を彩ります。那覇市内や南城市、浦添市の市街地などでよくみられるので、散歩やショッピングの際に探してみるのがおすすめです。太陽の光を浴びて鮮やかなオレンジ色の花が壁一面に広がる様子はとってもフォトジェニック。この季節沖縄を訪れたら要チェックのお花です。
住所 | 住宅街・市街地に点在するため非公開 |
アクセス | 各都市へアクセスできる高速バスの発着地「那覇バスターミナル」はホテルグレイスリー那覇より徒歩約11分 |
城(グスク)の石垣と桜のコントラストが魅力。世界遺産「今帰仁城跡」のカンヒザクラ
琉球王国建国以前、沖縄には小さな国がいくつか存在し、城(グスク)を拠点として繁栄していました。その中でも最大級の城跡である今帰仁(なきじん)城跡には、かつての趣を残す石垣が今も残っています。世界遺産にも登録され、観光スポットのひとつでもある今帰仁城跡ですが、この時期注目したいのは琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)。1月下旬ごろから咲き始め、石垣と海との美しいコントラストが見られると評判です。カンヒザクラは本州で目にするソメイヨシノとは異なり、濃いピンク色のサクラで花弁は散らずにそのまま落花するのも特徴のひとつ。入り口にあたる本門「平郎門」では石垣とカンヒザクラの姿が重なり、ここでしか見ることのできない絶景が広がります。今帰仁城跡はほかにも見どころがたくさんあるので、時間をかけて散策を楽しみましょう。
営業時間 | 通常期間(1~4、9~12月):8:00~18:00(最終入場17:30) 夏期延長期間(5~8月):8:00~19:00(最終入場18:30) |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地 |
アクセス | ホテルグレイスリー那覇より車で約1時間30分 |
URL | https://www.nakijinjoseki-osi.jp/ |
カンヒザクラと一緒に市内の景色や海も見渡せるビューポイント「名護城公園」
沖縄北部の拠点となる都市・名護。名護城公園(なんぐすくこうえん)は、名護岳一帯の麓に広がる海と山に囲まれた公園です。カンヒザクラの名所としても知られ、1月下旬からは南国植物とカンヒザクラの共演という沖縄ならではの光景を見ることができます。特におすすめなのは、名護城跡内にある奉納殿へ続く、約2kmの遊歩道。周囲にはカンヒザクラが咲き誇り、鮮やかなピンク色に包まれながら散策できますよ。頂上付近にある天上展望台やビジターセンターは、名護の市街地やエメラルドブルーの東シナ海、そしてカンヒザクラを同時に見渡せる絶景スポットなのでぜひ訪れてみて。ご紹介した今帰仁城からのアクセスも良いため、セットで巡ってみてはいかがでしょう。
住所 | 沖縄県名護市名護5511 |
アクセス | ホテルグレイスリー那覇より車で約1時間10分 |
URL | https://www.nangusuku-osi.jp/ |
今回の旅の拠点
ホテルグレイスリー那覇
ゆいレール県庁前駅 徒歩5分 / 那覇空港 車で約15分