弾丸旅行でも瀬戸内海や沿岸地域の特産品を食べつくしたい。広島駅周辺エリアで見つけたおすすめ飲食店3選
広島県が面する瀬戸内海は、日本最大の内海。大ぶりの牡蠣をはじめとする、身が柔らかく繊細な味の海鮮物がたくさん水揚げされています。また、比較的雨が少なく温暖な気候の沿岸地域は、甘くてジューシーなみかんやトマトなどが有名な生産地。そんな瀬戸内海や沿岸地域で獲れた新鮮な食材を求めて旅をすると、日帰りや1泊2日では時間が足りないですよね。そこで今回は、弾丸旅行でもこれらのエリアの特産品をたっぷり使用した料理を食べつくすことができる、広島駅周辺エリアの飲食店を3店舗ピックアップしてみました。
香ばしく焼き上げたあなごと出汁を含んだごはんがベストマッチ!110年余伝統の味を守り続ける、宮島名物の生みの親「あなごめし うえの」
世界遺産・厳島神社が佇む厳島(通称:宮島)。この近海は古くからあなご漁が盛んで、江戸時代後期の書物に宮島近海のあなごの美味しさが綴られているほど。瀬戸内に生息する小魚や甲殻類を食べて育った宮島のあなごは、脂がほどよく乗って肉厚です。そんな宮島のあなごをいただくうえで外せないのが、1901年創業の「あなごめし うえの」。ごはんの上にタレで味付けしたあなごを乗せた”あなごめし”発祥のお店です。蒸したり、煮ることはせずに、秘伝の甘じょっぱいタレと共に炭火焼きにするのがうえの流。そして香ばしく焼かれたあなごに合わせるのは、あなごのアラと一緒に炊いた醤油風味のごはん。2つの旨味が口の中で合わさり、ふわりとその風味が広がっていきます。本店は宮島口駅ですが、広島三越に出店しているのでぜひ立ち寄ってみて。
営業時間 | 10:30〜19:30 広島三越の定休日に準ずる |
住所 | 広島県広島市中区胡町5-1 広島三越B1F |
アクセス | 広島ワシントンホテルより徒歩4分 |
URL | https://www.anagomeshi.com/ |
広島県でのみいただける、活魚の小イワシを刺身や握りで。創業から約120年、広島の旬の魚を最高の状態で提供している「鮨広島・あじろや」
広島湾での漁獲高の約70%を占める”カタクチイワシ”。成魚でも10センチ程度のため、地元では”小イワシ”と呼ばれています。いたみやすい性質であるため大半は煮干しに加工されますが、広島県でのみ生の状態でいただくことができるのです。創業から約120年の老舗店「鮨広場 あじろや」では、その日の朝に仕入れた新鮮な小イワシを直ぐに手で捌き、刺身や握りで提供。もともとは臭みの強い魚ですが、氷水と塩でしっかり洗うと身が引き締まり、上品な味わいに変化するそう。握りでは、シャリの上に贅沢に盛られた6枚の切り身が。脂の甘みがありながらもさっぱりとした風味で、口の中が満たされます。すりおろした辛味の少ないショウガといただくのもおすすめです。大きな窓から見える広島の景色を眺めながら、小イワシをはじめとする広島の旬の活魚を堪能してみては?
営業時間 | 11:30〜14:30/17:00〜22:00 月曜定休 |
住所 | 広島県広島市南区松原町5-1 ビッグフロント広島4F |
アクセス | 広島駅より徒歩1分 |
URL | http://www.ekibento.co.jp/ajiroya/ |
瀬戸内の有機レモンをたっぷり使った夏鍋で、旅の疲れを癒して。広島の郷土料理をアレンジた逸品を生み出す「RIVA」
冒頭でご紹介した通り、瀬戸内海の沿岸地域は温暖で乾燥しやすい地域。山地に遮られているため強風の影響を受けにくく、レモンを栽培するのに適しているのだとか。そのためレモンの生産量が日本一であり、全国出荷量の約60%を占めるています。瀬戸内のレモンは防腐剤やワックスを使用していないため、皮ごと安全に食べられることが特徴です。「RIVA(リーヴァ)」ではこのレモンをはじめ、広島の郷土料理に新たなエッセンスをプラスした創作懐石料理をいただけます。おすすめは、昆布だしの鍋にスライスした瀬戸田町産レモンをふんだんに入れられた”瀬戸内レモン鍋コース”。爽やかに香るレモン鍋の中で瀬戸内のブランド豚・もみじ豚をしゃぶしゃぶして、レモンしょうゆで召し上がれ。夏場は、外の暑さと室内の冷房で、知らないうちに冷えが生じていることも。清涼感あふれるレモン鍋で胃腸を温めてはいかが?
営業時間 | 17:00〜23:00 |
住所 | 広島県広島市中区新天地1-17 |
アクセス | 広島ワシントンホテルより徒歩1分 |
URL | http://hiroshima1958.com/ |
今回の旅の拠点
広島ワシントンホテル
JR広島駅 車で5分 / 路面電車八丁堀駅 徒歩3分