JR福井駅直結のショッピングセンター「プリズム福井」でお土産探し。福井の歴史や風習を感じられる、老舗店の珍味&和菓子3選
JR福井駅に直結するショッピングセンター、「プリズム福井」。郷土料理の越前おろしそばやソースカツ丼などのグルメが楽しめる飲食店をはじめ、様々なお店が集まっています。特に、旅行者にとって嬉しいのが、福井県のお土産がとっても充実しているという点。スイーツから伝統工芸品まで、幅広いジャンルの商品を取り揃えています。お土産探しにあまり時間をあてることができない日帰り旅行や弾丸旅行で、また観光がてらふらっと立ち寄ることができる利便性も魅力。今回はそんな「プリズム福井」で手に入れることができるお土産の中から、福井県で古くから親しまれてきた伝統的な“食”のお土産を3つセレクトしました。
贅沢品ゆえに戦時中に製造禁止となった幻の品。バフンウニの濃厚な甘味と、凝縮された磯の香りがギュッと詰まった世界で唯一無二の珍味「干しうに」
海の幸が豊富な日本海に面する福井県の浜で、明治時代から作られていたという贅沢珍味「干うに」。太平洋戦争によって贅沢品が規制されていく中で、ついに干うにも製造禁止令を受けることに。以来、干うにが作られることはなく、幻となっていたそう。50年余の時を経た2012年に、口伝で受け継がれた製法を元に改良を重ね、復活・販売を開始したのが日本最古の雲丹商として知られる1804年創業の「天たつ」です。全国のうにの産地を訪問し、厳選したバフンウニを調達。軽く塩ゆでをし、ほっくりとした絶妙な食感になるまで干してはひっくり返すという作業を幾度となく繰り返すのだとか。まずは、そのままいただいてみて。口に含むと豊かな磯の香が広がり、噛み締める度に溢れ出す濃厚な甘味と旨味にうっとり。チーズと合わせたり、ワインやシャンパンを飲みながら食べるのもおすすめです。
福井県で最も歴史ある銘菓。クルッとねじった形が可愛い、大豆と水飴の素朴でシンプルな味わいが魅力の「けんけら」
参照:食べログ 『亀寿堂』
福井県の東部に位置する“天空の城”として話題の「越前大野城」のほど近くにある 、1887年創業の老舗菓子店「亀寿堂(きじゅどう)」。ここで100年来に渡って製造されているお菓子が「けんけら」です。地元産の大豆の粉に、水飴、砂糖、胡麻を加えて練ったものを薄く伸ばし、短冊状に切ってクルッとねじった可愛い名物菓子。添加物は一切使用されていません。5 名の職人たちによって、手作業で仕上げられているそう。香ばしい大豆と水飴の優しい甘さの中に胡麻の風味がふわりと広がる、心がほっこりするような素朴な味わいが魅力。また、カリッとした食感がクセになる程よい硬さに、食べ始めたら止まらなくなるはず。また一袋380円と、とってもリーズナブルなのも嬉しいポイント。職場や友人など大人数へのお土産にもピッタリです。
11月から3月までの期間限定!特上黒砂糖の上品な甘さと寒天のみずみずしい食感が心地いい、福井の冬の代名詞「水羊かん」
参照:旅する食卓 『冬になると食べたくなる福井県冬期限定えがわの「水羊かん』
夏に冷やして食べるイメージが強い水羊かんですが、福井県では、冬にこたつに入って食べる和菓子として知られています。その風習は古く、大正時代から続いているそう。そのため、福井県では様々な水羊かんが販売されています。なかでも特におすすめしたいのは、福井県を代表する存在とも言える「えがわ」の水羊かん。1937年の創業当時は和菓子全般を扱っていましたが、1950年に水羊かん専門店として製造・販売を始めました。そんな老舗店が生み出す水羊かんは、寒天、あずきあん、ざらめ糖、そして隠し味に沖縄産の特上黒砂糖を加えた4種類の素材のみで作られています。余分なものが一切使用されていないため、素材そのものの風味が感じられる洗練された味わい。箱を開けると、艶やかでみずみずしい姿が。付属の木べらで切り分けて召し上がれ。口当たりはぷるっと柔らかく、黒砂糖の上品な甘さが優しく広がり、とっても美味。舌であずきあんの存在も感じることができ、一般的な水羊かんとは一線を画した商品です。
営業時間 | お土産売り場 8:30~19:00/食品スーパー 10:00~20:00/その他店舗 5:40~23:30 年中無休 |
住所 | 福井県福井市中央1-1-25 |
アクセス | ホテルフジタ福井より徒歩7分 |
URL | https://www.prism-fukui.com |
今回の旅の拠点
ホテルフジタ福井
JR福井駅 徒歩7分