本好きにはたまらない！時間を忘れて長居してしまうセレクトショップ「恵文社一乗寺店」

京都・左京区には、知る人ぞ知る書店、「恵文社一乗寺店」があります。同店は、イギリスの新聞社ガーディアン誌が2010年に発表した「世界で最も素晴らしい本屋10」に、日本で唯一選ばれたスポットとして有名です。

現在多くの書店では、同じような本が、同じような陳列で販売されています。しかし、「それでは面白くない！」と、常識を覆したのが恵文社一乗寺店です。店内にある9割の本は、スタッフが1冊1冊丁寧に厳選して仕入れたもの。訪れた人に手に取ってほしい本だけを揃えているところが、同店の魅力です。

また、本だけでなく、世界中の雑貨や衣食住にまつわる生活用品が置かれているのも特徴。今や書店に雑貨や文具を置くことは当たり前になっていますが、販売を始めた90年代はとても珍しいケースだったのだとか。アンティークな空間を歩いてみると、本だけでなく、目を引く面白い雑貨に出会うことができます。

さらに、本の陳列にまでこだわりが垣間見れるので必見。多くの書店では、出版社ごとやあいうえお順の著者名で本が並べてられていて、いかに早く目当ての本を見つられるかを重視しています。しかし、同店では本をジャンルごとに並べており、本との出会いを優先。時間を忘れて、本とゆっくり向き合うひとときを過ごせる書店です。

最近では、普段本を読まない人や雑貨を目当てで訪れたりする人も多いそう。みなさんも、新たな本との出会いを求めて、恵文社一乗寺店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか？