3月下旬から1ヶ月間ほど見頃。京都発祥や希少品種の桜を鑑賞できる、京都市中心部のおすすめ花見スポット3選
清水寺や二条城など、京都市中心部には日本でも名の知れた桜の名所がたくさん。そのなかから今回は、①品種が多い、②見頃の時期が1ヶ月ほどと長い、③希少な品種がある、という3点を重要視しておすすめのスポットを選んでみました。京都市中心部を観光がてら立ち寄れる場所にあるため、4月に京都旅行に行かれる方は旅程に組み込んでみては?
京都御所発祥の品種は必見!1,100本もの桜と、歴史的建造物巡りを一度に楽しめる「京都御苑」
外周が約4kmもある広大な「京都御苑」。敷地内には、天皇の住まいであった「京都御所」や上皇の住まい「京都仙洞御所」、「京都迎賓館」などの歴史的建造物が多数残されています。それらを巡りながら一緒に楽しめるのが、1,100本もの桜。例年3月下旬までが枝垂桜、4月上旬までが八重紅枝垂桜や背が高く淡いピンク色の桜を咲かせる山桜、白色のよい香りがする花大島桜など、4月中旬まで里桜、4月下旬からは霞桜が見頃だそう。なかでも、里桜のひとつ「御所御車返し」にご注目を。京都御所発祥の品種で、あまりにも美しいことから、かつての天皇が乗っていた牛車を引き返してまで鑑賞したそう。濃いピンク色の2種類の花が1本の木に咲き、綿をまとっているようにも見えますよ。
開園時間 | 年中無休 |
住所 | 京都府京都市上京区京都御苑3 |
アクセス | ホテルグレイスリー京都三条:河原町三条からバスで7駅、烏丸下長者町下車後徒歩3分 ホテルタビノス京都:五条駅より烏丸線で3駅、丸太町駅下車後徒歩10分 |
URL | https://fng.or.jp/kyoto/ |
黄色や緑の希少品種の桜に出会える。約170品種もの桜・チューリップ・比叡山・日本最大級の温室のコラボレーションが圧巻の「京都府立植物園」
“日本一おもしろい、心やすらぐ植物園”がコンセプトの「京都府立植物園」。3月下旬以降から、園内の北側で170品種ほどの桜たちが次々と開花していきます。特に、正門の正面奥に広がる桜林の景色は圧巻。ソメイヨシノとヤエベニシダレが、頭上を覆うように咲き乱れます。また4月中旬以降には、黄色の花弁をもつ”鬱金(うこん)”や、緑色の花弁が特徴の”御衣黄(ぎょいこう)”などの希少品種の桜も開花。さらに、同園の東に位置する世界遺産・延暦寺のある比叡山、園内西側にある日本最大級の温室、その周辺咲く真っ赤なチューリップとのコラボレーションも。3月26日から4月10日までは、日没後に桜ライトアップも開催され、見どころが盛りだくさんです。
開園時間 | 9:00~17:00 ※12月28日~1月4日休園 ※桜のライトアップ期間は夜間開放あり(日没~21:00頃まで) |
住所 | 京都府京都市左京区下鴨半木町 |
アクセス | ホテルグレイスリー京都三条:河原町三条からバスで19分、植物園前下車後徒歩2分 ホテルタビノス京都:五条駅より烏丸線で7駅、北山駅下車後徒歩2分 |
URL | https://www.pref.kyoto.jp/plant/ |
古くから伝わる、10種の珍品種の桜を探そう。京都の花見シーズン開始を告げる桜で知られる「平野神社」
794年創建の「平野神社」は、平安時代中期に、かつての天皇が境内に数多くの桜の木を植えたことで”桜の神社”として知られるようになったそう。神紋が桜であるため、境内の随所に桜のイラストを見つけることができます。そんな同神社には約60種400本の桜が植えられていて、そのうちの10種が古くから伝わる珍しいものだそう。例えば、同神社発祥の「魁(さきがけ)桜」。京都の花見シーズンの始まりを告げるシンボルとされていて、3月下旬に薄ピンク色の花を満開に咲かせます。ほかにも、4月上旬から下旬にかけて、寝覚(ねざめ)、胡蝶、嵐山、虎の尾、平野妹背(ひらのいもせ)、御衣黄、松月、手弱女(たおやめ)、突葉根(つくばね)といったユニークな名前の桜が開花。3月25日~4月17日まではライトアップと夜間参拝を行っており、一部の有料区間を除いて無料で夜桜を堪能できますよ。
参拝時間 | 6:00~17:00 ※特別夜間照明、夜間参拝中は21:00まで。 |
住所 | 京都府京都市北区平野宮本町1 |
アクセス | ホテルグレイスリー京都三条:河原町三条からバスで24分、上七軒下車後徒歩9分 ホテルタビノス京都:河原町五条からバスで45分、 衣笠校前下車徒歩2分 |
URL | https://www.hiranojinja.com/ |
今回の旅の拠点
ホテルグレイスリー京都三条
地下鉄東西線「京都市役所前駅」 徒歩5分
ホテルタビノス京都
京阪本線清水五条駅 徒歩3分/烏丸線五条駅 徒歩7分/阪急京都線京都河原町駅 徒歩10分