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芸舞妓による舞踊に、豪華景品が当たる福引も。京都祇園・八坂神社「節分祭」

節分祭(Setsubun-sai)

京都市のメインストリート・祇園四条に位置する「八坂神社」。”祇園さん”とも呼ばれる同神社では、例年節分の日とその前日「節分祭」が開催されます。2023年は2月2日と3日に参加することができますよ。新型コロナウイルスの影響で2021年と2022年は祭の規模が縮小されたため、すべての行事が執り行われるのは2年ぶりなのだそう。芸舞妓の気品あふれる舞踊奉納に、家電製品や芸術品といった豪華景品が当たる福引と見どころが盛り沢山です。

八坂神社・節分祭の起源

八坂神社(Yasaka Shrine)
Photo by @pito_0523

古くから季節の変わり目は災いが起きやすいと考えられているため、日本各地でこれからの無事と繁栄への祈りを捧げてきました。節分はこのような日本の慣習のひとつ。皆さんご存知の通り2月の「立春」の前日に行われ、邪気を祓うとされる大豆を撒き、福を呼び込む行事です。その歴史は奈良時代まで遡るとされ、疫病をもたらすとされた鬼を追い祓う行事が宮中で行われていたそう。室町時代には現在のように豆を撒いて鬼を追い祓うという形が民間でも行われるようになったとされています。各社寺では710年ごろから儀式が行われるようになり、八坂神社の節分祭も邪気を払う行事の1つとして執り行われるようになりました。(八坂神社公式ホームページを参照)

節分祭に華をそえる、気品のある芸舞妓の「舞踊奉納」

節分祭(Setsubun-sai)
Photo by @guchan777

節分祭では京都を代表する花街である祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の芸舞妓による、華やかな舞踊が奉納されるのが恒例。この背景には、古来多くの芸舞妓が従事する「芸者屋」が神社仏閣の参道など人の集まる場所で繁盛したことが関係しているようです。そんな芸舞妓の舞踊奉納には、五穀豊穣や国家平安の願いが込められています。時間帯によって異なる着物姿と舞いが楽しめる舞踊奉納は、今や節分祭に華をそえる人気行事です。

芸舞妓による豆撒きと、豪華景品が当たる福引き

舞踊の後に行われるのが、舞妓・芸妓による豆撒き。福豆には空くじなしの景品福引が付属しており、豪華景品を当てようと多くの方が豆を求めます。福豆は購入も可能なので、豆撒きで投げられる福豆を入手できなくとも福引に参加できます。福引で当たる景品は毎年ラインナップが異なります。ちなみに過去には、家電製品や芸術品などが出品されました。なお景品の引き換えは、節分祭当日の午前10時から午後5時までです。後日の引き換えはできない場合があるので、注意しましょう。

節分祭限定の授与品

授与品とは、神聖な力の宿ったお札やお守りなどのこと。八坂神社では四季それぞれの祭事にともなった授与品が用意されていて、節分祭でも限定の授与品を3種類手に入れることができます。1つ目は「御剣守」。八坂神社に安置された神剣を基に調製されたもので、人々が災難に遭わないようにという願いが込められています。2つ目は「福豆」。邪気を祓い福をもたらす力があるとされています。3つ目は「串札」。庭内の厄災を祓い、平穏な生活が1年続くようにという願いが込められています。

開催期間2023年2月2日〜2022年2月3日
会場八坂神社(京都府京都市東山区祇園町北側625)
アクセスホテルグレイスリー京都三条:ホテルより徒歩7分、四条河原町からバスで3駅の祇園で下車後徒歩2分
ホテルタビノス京都:ホテルより徒歩2分、河原町五条からバスで6駅の祇園で下車後徒歩2分
URLhttps://www.yasaka-jinja.or.jp/

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