ワシントンホテルとホテルグレイスリーがお届けする、
地域に根ざした旅の情報

京都の夏を肌で感じるイベント3選・この時期だけの文化や祭を体験して京情緒を堪能しよう

千年もの間都がおかれ、独自に発展してきた歴史深い街・京都。古くから伝えられてきた由緒ある祭や食など、古都ならではの興味深い文化が今なお多く残っています。今回はそんな中から、夏限定で楽しめる京文化や祭りを紹介します。どなたでも気軽に体験できるプランばかりなので、ぜひ参加して夏の京都を満喫してみて下さい。

京都の夏の風物詩「川床」でひんやり食事タイム

川床(Kawadoko)
Photo by @wabisabimiyabi

夏になると川の上に設置されるテラス席、「川床」。京都の猛暑を乗り切るために、少しでも涼しく過ごそうと戦国時代に考案されたものだそう。四条・三条などを流れる鴨川では「納涼床」「川床」(ゆか)、貴船や高雄などのエリアでは「川床」(かわどこ)と呼ばれるなど場所によっても呼び方は異なります。本格的な”涼”を楽しみたいなら、周囲を緑に囲まれ、市内よりも10度も平均気温が低いという貴船エリアがおすすめ。水面に手が届くほど低い位置に設置された川床で、ひんやりとした清流の冷たさを感じながら食事がいただけます。一方、街中で楽しめる鴨川沿いの川床は高床式となっていて、川沿いに吹く爽やかな風を感じることもできます。料理のジャンルや値段も幅広く、カジュアルなティータイムから宴席までさまざまな場面で楽しめますよ。夏に京都を訪れるなら、川床で涼みながら食事してみては?

開催時間5月1日~9月30日まで(延長の場合あり)
アクセス貴船エリア:ホテルグレイスリー京都三条より徒歩約8分、「三条」駅より京阪電車で約3分、「出町柳駅」で叡山電鉄に乗り換え約25分「貴船口」駅下車
鴨川エリア:ホテルグレイスリー京都三条より徒歩すぐの場所に店舗多数
URLhttps://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4453

下鴨神社「御手洗(みたらし)祭」で、ひやっとお詣り

下鴨神社で行われる「御手洗(みたらし)祭」。足を境内の池に浸しながらお詣りするという、少し珍しい夏祭りです。足つけ神事ともいわれ、厄払いの意味もあるこの神事は、毎年7月の土用の丑の日前後に行われていて、2023年は7月21日(金)~7月30日(日)の開催。境内に湧き出す「みたらし池」に足をひたせば、罪やけがれを払い、疫病、足の病気などに御利益があるのだとか。ぜひこの機会に無病息災をお祈りしてみては?池に入るとひやっとした冷たさを感じるので、夏の暑い日にはちょうどいい涼になりそうですね。ろうそくを手に、ひざ下まで水に浸かりながら社まで進み、お詣りをして最後に御神水を頂きます。難しくはないため、子どもから大人まで気軽に参加可能。夜になると社がライトアップされ、とっても神聖で幻想的な雰囲気が味わえますよ。

開催時間2023年7月21日~30日 9:00~20:00
住所京都市左京区下鴨泉川町59
アクセスホテルグレイスリー京都三条より徒歩約8分、「三条」駅より京阪電車で約3分、「出町柳駅」下車徒歩約7分
URLhttp://www.shimogamo-jinja.or.jp/

祇園祭の季節が旬。鱧料理を楽しんで暑い夏を元気に乗り切ろう

7月の約一カ月をかけて京都で行われる「祇園祭」。宵山、山鉾巡行などさまざまなイベントがあり楽しみ方もそれぞれですが、祇園祭ならではのグルメも欠かせません。その代表格が、「鱧(はも)料理」です。祇園祭は別名「鱧祭り」と言われているほど、この季節鱧が人気なんです。鱧は水を離れても長く生きられるため、その生命力を分けていただくという意味から、夏バテ対策として好まれるようになりました。京都には多くの鱧料理店があるので、お気に入りのお店を探してみては?鱧の落としや鱧の天ぷら、鱧寿司などさまざまな料理がいただけますよ。先ほどご紹介した川床で鱧料理をいただくのも風情があっておすすめ。夏に京都を訪れるなら、鱧料理で元気をチャージしてみて。

開催時間6月~9月末ごろまで(店舗によって異なる)
アクセスホテルグレイスリー京都三条より徒歩すぐの場所に店舗多数

今回の旅の拠点