とろける”わらびもち”。 風情たっぷりなお座敷でいただく、京都らしい甘味処「ぎをん小森」

口に入れるとすぐにとろけてしまう、わらびもちが人気の「ぎをん小森」。抹茶やきな粉がたっぷりとかかっていてボリュームも満点。黒蜜が添えられているので味の変化も楽しめます。京都で甘味を食したいときは、ぜひ訪れてみて。

京都・祇園の北側に位置する新橋通り。赤色顔料のベンガラと墨を混ぜて塗り上げた紅殻格子（べんがらごうし）や、瓦屋根にすだれがかかった家々が続く風情あふれる街並みが人気のエリアです。伝統的建造物群保存地区にも指定されているこの土地で、お茶屋として創業し、現在は甘味処として営業をしているのが「ぎをん小森」。敷地内には、坪庭や茶室に入る前に手を清めるための手水鉢・つくばいが設置されており、かつてのお茶屋としての歴史を感じさせます。

店内は座敷になっていて、あんみつやパフェなどを提供。なかでも人気なのが、わらび粉100パーセントのわらびもちです。毎朝作られているわらびもちはモチモチ・トロトロ。口に入れた瞬間にとろけます。抹茶ときな粉の2種類があり、黒蜜が付いているのもうれしいポイント。まずは黒蜜をかけずに、その後たっぷりとかけて味の違いを楽しんで。他にも、あんみつの葛は吉野葛、抹茶は老舗の柳桜園・綾の森を使用するなど、どれも同店の女将のこだわりが詰まったものばかり。お土産の販売もしているので、お持ち帰りをすれば家でも同店の味が楽しめますよ。