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オフシーズンの今が穴場!大阪・泉州で巡る歴史ミステリースポット

大阪府南西部に位置する泉州エリアは、かつて「ヤマト政権」の時代に都が置かれていた場所。百舌鳥(もず)・古市古墳群をはじめ、実はまだまだ解明されていない謎を秘めたスポットがたくさんあります。4月以降は学びの場所として修学旅行や遠足で訪れる学生が増えるので、オフシーズンの2月や3月に訪れるのがおすすめです。歴史に触れて先人に思いを馳せながら、「謎解き」を楽しんでみてはいかがでしょう。

世界遺産で注目!謎の多い世界最大の陵墓「大仙陵古墳」

2019年、ユネスコ世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」。中でも大仙陵古墳は日本最大の前方後円墳として有名で、仁徳(にんとく)天皇陵であると学んだ方も多いのでは?今まで数度発掘調査がされていますが、実はまだはっきりと仁徳天皇の陵墓であるとは特定されておらず、解明されていない謎の多い場所です。全長は約486mもあり、エジプトのピラミッド(全長230m)を抜いて世界で一番大きなお墓とも言われているそう。立ち入りは制限されているため中に入ることはできませんが、入り口付近まで近づくことはでき、厳かな雰囲気を感じることができます。また、近くの堺市博物館では古墳の資料を展示しているので興味のある方は合わせて訪れてみて下さい。前方後円墳のかたちをはっきりと見たい方は、セスナやヘリなど近辺をフライトし上空から景色を見られるプランもあるそうなのでチェックしてみて。

開園時間内部非公開
住所大阪府堺市堺区大仙町
アクセス関空泉大津ワシントンホテルから南海本線「泉大津駅」まではシャトルバスが運行。南海本線で約15分、天下茶屋駅で南海高野線に乗り換え約6分「三国ヶ丘駅」下車徒歩約7分
URLhttps://www.sakai-tcb.or.jp/spot/detail/126

大坂の陣の異説や伝説が伝わる「南宗寺」。徳川家康の墓に関する謎が残るミステリースポット

南宗寺(Nanshuji Temple)
Photo by @kawada.yoshio

戦国~江戸時代、関西随一の港を持ち商業都市として発展した堺。その堺を支配していた戦国武将、三好長慶(みよしながよし)によって建立された寺院が南宗寺(なんしゅうじ)です。境内には何故か徳川家康の墓「東照宮 徳川家康墓」があり、以前からミステリースポットとしても知られています。徳川家康の墓といえば日光東照宮ですが、実は家康は大坂夏の陣の際に重傷を負い堺へ落ち延びた後亡くなっていて、こちら埋葬されていたという異説が残っているそう。徳川秀忠、家光といった子孫が参拝した記録も残っており、徳川家と深い所縁がありそうなところも、謎が深まる理由のひとつです。仏殿内には狩野派が描いた「八方睨みの龍」や、千利休にまつわるスポットもあり、見どころがたくさん。大仙陵古墳から徒歩でアクセスできるため、歴史好きの方はもちろん、堺の観光名所巡りにもおすすめです。

拝観時間9:00~16:00
住所大阪府堺市堺区南旅篭町東3丁-1-2
アクセス関空泉大津ワシントンホテルから南海本線「泉大津駅」まではシャトルバスが運行。南海本線で約14分、「湊駅」下車後徒歩約15分
URLhttps://www.sakai-tcb.or.jp/spot/detail/121

陰陽師・安倍晴明の出生の謎が残る「信太森神社」。パワースポットめぐりにもおすすめ!

信太森神社(Shinodanomori Shrine)
Photo by @coco_am3850

平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)。2023年の大河ドラマ「光る君へ」にも登場し、人気のある歴史上の人物です。その安倍晴明の母は狐だったという伝説が残っているのが、「信太森(しのだのもり)神社」、通称「葛葉(くずのは)稲荷神社」です。昔、安倍保名(あべのやすな)という若者が神社にお詣りに来た際、狩人から狐を守ろうとして怪我をしました。傷を負った保名は葛の葉(くずのは)という若い女性の介抱で回復し、いつしか二人は夫婦となり男の子(後の安倍晴明)が産まれます。しかし葛の葉は実は助けられた狐で、そのことが露見してしまい、泣く泣く狐の姿へ戻り、神社へ消えてしまったという伝説があります。境内には葛の葉が姿を変えたとも言われる御神木がある他、狛狐に守られていてどこか不思議な雰囲気が感じられます。縁結びや開運のパワースポットとしても有名なので、御利益をいただきに訪れてみては?

参拝時間(社務所)9:00~16:00
住所大阪府和泉市葛の葉町1丁目11−47
アクセス関空泉大津ワシントンホテルから南海本線「泉大津駅」まではシャトルバスが運行。南海バス「槙尾山口行」に乗車し5駅、「和泉府中駅」からJR阪和線に乗車し約4分、「北信太駅」で下車し徒歩約4分
URLhttp://www.kuzunohainari.com/

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