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アートと自然、街の緑をめぐる、初夏の札幌時間。

木々の緑がいっそう鮮やかに映える初夏の札幌。澄んだ空気と爽やかな風に包まれて、街歩きや公園散策が気持ちよく楽しめる季節です。街のなかに自然がとけ込み、アートや歴史、植物と出会えるスポットも多彩。都市の魅力と自然のやさしさをどちらも感じられるのが、札幌ならではの旅の楽しみ。のびやかに過ごす初夏の札幌旅に出かけてみませんか?

大地に浮かぶ彫刻。「モエレ沼公園」でアートと自然の境界を越える

モエレ沼公園(Moere Numa Park)
Photo by @marks_design

世界的彫刻家イサム・ノグチが「全体をひとつの彫刻作品」として設計した「モエレ沼公園」。広大な敷地にガラスのピラミッドや人工の山、水遊び場や噴水などが点在し、自然とアートが調和した幻想的な風景が広がります。ピラミッド内のギャラリーではアート展示やイベントが開催されることもあり、訪れるたびに新たな発見があるのも魅力。園内を歩くだけでも、設計に込められた思想や自然の変化に心が動かされます。子ども連れでのんびりピクニックを楽しむ家族、芝生で読書をする人、モエレ山から眺めを楽しむカップル…それぞれの過ごし方が似合う場所。初夏には青空のもと、風が渡る原っぱに寝転びたくなる気持ちよさです。札幌の中心部から少し足を伸ばすだけで、日常を離れたひとときが待っています。

営業時間7:00~22:00(入園は21:00まで)※年末年始は休園
住所北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
アクセスホテルグレイスリー札幌から徒歩約3分のさっぽろ駅より地下鉄線し、環状通東駅で中央バス[東69]または[東79]系統に乗り換え、モエレ沼公園東口停にて下車すぐ
URLhttps://moerenumapark.jp/

街中の憩いの空間。「中島公園」で過ごす、穏やかな札幌の午後

豊平館(Hohei Kan)
Photo by @haitekuhurawa

札幌の中心街からすぐそばにありながら、四季折々の自然が楽しめる「中島公園」。園内には菖蒲池を中心に広がる美しい水辺、木々の緑が風にそよぐ小径、歴史的建築物が並び、訪れる人々をやさしく迎えてくれます。春の桜、秋の紅葉も有名ですが、初夏の若葉に包まれた園内は静けさと清涼感にあふれ、ゆったりと時間を過ごすのにぴったり。明治時代に建てられた洋館「豊平館」は、かつては迎賓館としても使われた重厚な建築で、クラシックな雰囲気のなか歴史を感じることができます。また、日本庭園に佇む茶室「八窓庵」では、凛とした静けさの中に日本文化の奥深さを垣間見ることができるでしょう。散策の合間に、ベンチで風を感じながら一息つくのもおすすめ。ふと立ち寄りたくなる、都会のオアシスです。

営業時間常時開放(施設により異なる)
住所北海道札幌市中央区中島公園1
アクセスホテルグレイスリー札幌から徒歩約3分のさっぽろ駅より地下鉄線、中島公園駅にて下車すぐ
URLhttps://www.sapporo-park.or.jp/nakajima/

植物と歴史が息づく。「北海道大学植物園」で過ごす知と緑のひととき

北海道大学植物園(The botanic garden at Hokkaido University)
Photo by @snowdrop.ny

札幌駅からほど近い場所にありながら、喧騒とは無縁の静寂に包まれた「北海道大学植物園」。1886年に開園された歴史ある植物園で、研究施設としての役割を果たしながら、一般公開もされています。広さ約13ヘクタールの園内には、高山植物や野草、北海道ならではの樹木や草花など約4,000種が植えられ、初夏には瑞々しい緑と可憐な花々が目を楽しませてくれます。園内には、明治時代に建てられた博物館や温室もあり、北海道開拓時代の面影を感じる建築が点在。自然とともに歴史に触れられるこの空間は、散歩をしながら学びにもつながる貴重な場所です。静かな小道を歩いていると、ふと時間を忘れてしまいそうなほど穏やかな気持ちに。観光の合間にゆったりとした時間を求めて立ち寄るのにもおすすめです。

営業時間9:00〜16:30(最終入園16:00)※月曜休園(祝日の場合は翌日)
住所北海道札幌市中央区北3条西8丁目
アクセスホテルグレイスリー札幌から徒歩約15分
URLhttps://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/

今回の旅の拠点