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東京からの日帰り旅行にもおすすめ。それぞれ異なる冬の魅力をもつ、3つのエリアがある福島

猪苗代湖と雪に覆われた磐梯山(Lake Inawashiro and Mt. Bandai covered with snow)

東北地方に属する県のひとつ、福島県。東京からは新幹線で約1時間半と首都圏に近いながらも、東北最大の都市・宮城県仙台市までは新幹線で20分。日帰り旅行にも、東北を巡る旅の拠点としてもおすすめの場所です。そんな福島県は「浜通り」、「中通り」、「会津地方」の3つのエリアで構成されています。

今回は、3つのエリアそれぞれの冬におすすめしたいご当地グルメや観光スポットをご紹介します。

福島の冬の名物料理と温泉に癒される「浜通り」

あんこう鍋(Monkfish Hot Pot)

県の東側に位置し、相馬市やいわき市などがある「浜通り」。海に面していることから、「いわき・ら・ら・ミュウ」などの新鮮な海鮮物を楽しむことができるスポットがたくさん。なかでも、冬が旬の’あんこう’をふんだんに使った、いわきの名物料理「あんこう鍋」がおすすめです。濃厚でクリーミーなあん肝やぷりぷりの白身、あんこうの旨味が溶け込んだスープで身も心もぽかぽかに。また、道後温泉・有馬温泉と並ぶ日本三大古泉のひとつ「いわき湯本温泉」もおすすめ。日帰り温泉施設でゆったりくつろげるだけでなく、主要駅である湯本駅のホームにまで足湯が。帰り際まで温泉を楽しむことができますよ。周辺には国宝白水阿弥陀堂や勿来関跡などがあるため、観光のついでに立ち寄ってみてはいかが?

白銀の世界が広がる山々に囲まれた「中通り」

羽黒山神社の五重の塔(Five-story pagoda in Haguro Shrine)

「中通り」は、郡山市や福島市などが位置する県の中央部エリア。奥羽山脈と阿武隈山地の間にあり、雄大な自然が織りなす数々の絶景に出会うことができます。例えば、出羽三山のひとつ・羽黒山にある「羽黒神社」。雪に覆われた境内はもちろん、参道にそびえ立つ国宝の五重塔に目を奪われます。周辺を囲う杉の木の中には、樹齢1,000年を越えるものもあるのだそう。厳かな雰囲気漂う趣ある景色に、心が洗われるような気持ちになります。また、福島市の冬の風物詩「光のしずくイルミネーション」もお見逃しなく。JR福島駅周辺を彩る約20万球ものきらめく光に、心ときめくはず。

伝統的なイベントもウィンタースポーツも楽しめる「会津地方」

ライトアップされた会津若松城(Illuminated Aizu Wakamatsu Castle)

県の西側に位置する「会津地方」には、悠久の歴史を感じられるスポットが数多くあります。赤瓦で作られた天守閣が特徴的な鶴ヶ城では、約10,000本もの絵ろうそくの優しい光が幻想的な景色を創り出す「会津絵ろうそくまつり」が開催。また、雪化粧をした茅葺屋根の民家・雪像・花火など一度に楽しむことができる「大内宿雪まつり」も冬ならでは。さらに、国内トップクラスのスキー場「猪苗代スキー場」があるのも会津地方の魅力です。磐梯山と猪苗代湖を一望できる絶景スポットでもあります。

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