燕三条を起点に楽しむ新潟の夏旅。3つの隣接エリアのおすすめアクティビティー&スポット7選
東京駅から新幹線で2時間ほどで訪れることができる、新潟県中部に位置する燕三条エリア。日本有数の大河である信濃川と阿賀野川が流れる「新潟・阿賀エリア」、例年7月から9月にかけて開催される”越後三大花火大会”で有名な「長岡・柏崎エリア」、日本屈指の米どころ「湯沢・魚沼エリア」の、それぞれ特徴が異なる3つのエリアと隣接しています。燕三条駅から各エリアの主要駅までは、新幹線で30分圏内とアクセスしやすいため、足をのばしてみて。そこで今回は、3つのエリアから選んだ、夏を感じる魅力的なアクティビティー&スポットを7つご紹介します。
■新潟・阿賀エリア
日本最長の信濃川を水上散歩。開港150年を迎える港町・新潟市の歴史を垣間見える「信濃川ウォーターシャトル」
全長367mという日本一の長さを誇る信濃川は、江戸時代に物資や人を運ぶ水路として欠かせない役割を担っていました。日本海へと注ぐ河口付近には、日米修好通商条約によって1869年に開港された新潟港が。当時は政財界の有力者や文人で賑わい、彼らをもてなす芸事や料亭文化が発達した花街でした。「信濃川ウォーターシャトル」でゆったりと水上散歩を楽しみながら、このような新潟の歴史を辿ってみては?石造りのアーチが美しい国指定重要文化財の「萬代橋」や、新潟市のランドマーク「朱鷺メッセ」などの観光スポットも眺めることができます。新潟駅周辺の6ヶ所から乗船できるので、市内観光の移動手段として利用するのもいいかも。
営業時間 | 公式ホームページの運行ダイヤをご確認ください |
乗り場 | みなとピア、朱鷺メッセ、萬代橋西詰、万代シティ、県庁前、ふるさと村 |
アクセス | JR新潟駅に最も近い乗り場「万代シティ」:新潟駅より徒歩10分 |
URL | https://www.watershuttle.co.jp/ |
日本百景に選出された渓谷美をつくりだす阿賀野川を、船頭ガイドと共に進む「阿賀野川ライン舟下り」
新潟市と福島県の会津若松市の中間に位置する、阿賀町を流れる阿賀野川。信濃川同様に、阿賀町から日本海方面へ物資を運ぶための水路として利用されていました。両岸に生茂る木々が果てしなく続く景色の雄大さと美しさは、日本百景に選出されるほど。「阿賀野川ライン舟下り」では、船頭ガイドさんによる阿賀野川の歴史についての軽妙なトークを聞きながら、その景色を堪能することができます。夏には深緑色に染まった木々に包まれ、清らかな気分になるはず。
営業時間 | 9:00〜15:00(1時間おきに出航) |
乗り場 | 道の駅 阿賀の里(新潟県東蒲原郡阿賀町石間430) |
アクセス | JR新潟駅から磐越西線で約1時間20分、東下条駅より徒歩15分 |
URL | https://aganosato.com/ |
夏に無数の蓮の花が彩る、天然記念物。白鳥の楽園として知られる「瓢湖」
ラムサール条約に登録されている湿地で、鴨などの水鳥が生息する「瓢湖(ひょうこ)」。もともとは、江戸時代にたびたび阿賀野市を襲った干ばつの対策として13年もの歳月をかけて作られた、農業用水地です。現在では、11月になると5,000羽を超える白鳥が飛来するため、天然記念物に指定されたスポットとなっています。7月下旬~8月中旬には、瓢湖の水面を埋め尽くすピンクに色づく蓮の花々が満開に。運が良ければ、優雅に泳ぐ白鳥を見つけられるかも。
住所 | 新潟県阿賀野市大字水原313-1 |
アクセス | 新潟駅前からバスで約1時間、水原よりタクシーで5分 |
URL | http://www.city.agano.niigata.jp/site/kankou/8395.html |
■長岡・柏崎エリア
最寄り駅から徒歩1分の好立地。環境省も認める抜群の透明度を持つ「鯨波海水浴場」
日本海に面する長岡・柏崎エリアの海岸線は、全長40km以上。柏崎市だけでも海水浴場が16もあり、なかでも”日本の渚100選”に選出されている「鯨波(くじらなみ)海水浴場」では、ほかとは一線を画す高い透明度を誇る海に癒されます。環境省の水質調査で最高レベルのAA判定を得ているため、小さなお子さまがいる方も安心。SUPやシーカヤックといったマリンスポーツ、洞窟探検、岩場でイソギンチャクや魚を観察するなど、思い思いの時間を過ごしてみて。
住所 | 新潟県柏崎市大字鯨波 |
アクセス | JR長岡駅から信越本線で約50分、鯨波駅より徒歩1分 |
URL | http://www.uwatt.com/spot/152 |
新潟の海で獲れた新鮮な鮮魚ををリーズナブルに手に入れ、味わい尽くす。地元の人々も通う”魚のアメ横”「寺泊 魚の市場通り」
古くから漁業が盛んである寺泊町の海外沿いに位置する、「寺泊(てらどまり) 魚の市場通り」。軒を連ねる海産物店からは活気のある声が聞こえ、佐渡沖で獲れたズワイ蟹や岩牡蠣、ノドグロなどの新鮮で良質な地魚を安く手に入れられる場所であることから、”魚のアメ横”と呼ばれて親しまれています。お買い物だけでなく、店頭に並ぶ貝や帆立をその場で捌いてもらって生でいただいたり、旬の魚やイカなどの浜焼きを堪能することもできますよ。
営業時間 | 8:30〜17:00(日曜は8:00〜) ※各店舗によって営業時間および休業日が異なるため、各公式ホームページをご確認ください。 |
住所 | 新潟県長岡市寺泊下荒町 |
アクセス | 長岡駅からバスで約1時間、寺泊駅前で下車。寺泊大町行きバスに乗り換えて15分、終点より徒歩5分 |
URL | https://www.teradomari-kankou.com/ |
■湯沢・魚沼エリア
SNSで話題の映えスポット。自然とアートに触れることができる「清津峡渓谷トンネル」
水質の高い雪解け水が流れる「清津峡渓谷」は日本三大渓谷のひとつ。小さな多角形の柱が幾重にも重なる岩礁とエメラルドグリーンの清流が織りなす、ダイナミックな景色から自然の力強さを感じることができます。そんな清津峡渓谷のフォトスポットと言えば、芸術家によるアート作品でもある「清津峡渓谷トンネル」。最奥のパノラマステーションでは、トンネルの壁面に施されたミラー状の加工と床の水盤に渓谷の景色が映り込んだ、とっておきの一枚を撮影することができますよ。
営業時間 | 9:00〜16:00 |
住所 | 新潟県十日町市小出 |
アクセス | JR越後湯沢駅からバスで約25分、清津峡入口より徒歩30分 |
URL | https://nakasato-kiyotsu.com/tunnel/ |
最高品質の米の生産地ならではの田園アート。水鏡・雲海・緑の大海原に魅せられる「星峠の棚田」
日本を代表するブランド米のひとつ、魚沼産コシヒカリの生産地として知られる魚沼。お米を味わえることはもちろん、米どころならではの自然が生み出す絵画のような風景も魅力的。「星峠の棚田」はその代表格で、”にっぽんの里100選”にも選出された里山です。山間の斜面に大小様々な鱗のような棚田が広がり、5月〜6月は田んぼに張られた水が水鏡となり、夏にかけて稲が青々と繁ってくると大草原に。気象条件が揃えば早朝に雲海に覆われ、幻想的な景色が広がります。
住所 | 新潟県十日町市峠 |
アクセス | JR越後湯沢駅からほくほく線快速直通上越線快速で3駅、まつだい駅よりタクシーで約20分 |
URL | https://www.tokamachishikankou.jp/natural/tanada/hoshitoge/ |
今回の旅の拠点
燕三条ワシントンホテル
JR上越新幹線「燕三条駅」 徒歩5分