ワシントンホテルとホテルグレイスリーがお届けする、
地域に根ざした旅の情報

小樽の雰囲気に包まれながら、ちょっぴり贅沢な時間を過ごす、女子旅・デートにおすすめのカフェスポット3選

夏の小樽運河(Otaru Canal in summer)

札幌駅から電車で約30分ほどで行けて、気軽に散策できる小樽。エリアを象徴する小樽運河は、小樽港に停泊する船から物資を運ぶ水路として1923年に誕生しました。その長さは1,300m、幅40mで、この運河沿いには物資を保管する石造りの倉庫が建ち並ぶように。この石造りの倉庫は、夏は涼しく冬は温かく防火性にも優れた建物で、かつ外壁に使う石材が小樽近郊で採れたことから、大正初期までたくさん建てられたのだそう。現在では、この石造りの倉庫はショップやカフェとして再生され、小樽散策のスポットとしてさらなる賑わいをみせています。小樽運河と倉庫が醸し出すクラシカルな雰囲気は、港町としての発展と大きく関係しているのですね。今回は、気軽に立ち寄れて小樽の空気感を十分に味わいつつ、贅沢な時間を過ごすことができる、カフェ・スイーツのお店を3つご紹介します。

店内の灯りは167個の石油ランプのみ。ゆらゆらと輝く温かみのある灯りの中で北海道の食材をいただく「 北一ホール」

北一ホール(Kitaichi Hall)
Photo by @yagusampo

「北一硝子」は1901年に小樽で創業。電気が普及していない当時の生活必需品だった石油ランプの製造がルーツの、ガラス製品を扱う老舗のお店です。まず、注目すべきは、石造りの旧倉庫を再生した店舗「北一三号館」。この館内に一歩足を踏み入れると、石油ランプのオレンジの独特な雰囲気に包まれます。そんな建物の中でも、イチ押しなのが1階カフェ「北一ホール」。店内は、電気を使用せずに167個の石油ランプの灯りのみ。ゆらゆら輝くランプの灯りは、どこか懐かしさを感じ、心を落ち着かせてくれるはず。実はランプの灯りは、開店と同時にすべて人の手によってひとつひとつ灯されているのです。その様子は神聖そのもの。さらには、一日数回クラシックピアノの演奏もあるので、優雅な時間を過ごせること間違いなし。また、フードメニューも北海道の海産物を使った海鮮丼やニシンそば、茶葉を北海道牛乳で煮出してつくる特製ロイヤルティミルクなど、充実のラインナップ。お腹も心も満たしてくれますよ。

営業時間平日 10:00〜17:00/土日祝日 10:00〜18:00
住所北海道小樽市堺町7-26
アクセス小樽駅から函館本線で1駅、南小樽駅より徒歩10分
URLhttp://www.kitaichiglass.co.jp/kitaichihall.html

小樽の観光スポットを見下ろせる展望台は必見! 小樽を代表するスイーツの金字塔的存在「小樽洋菓子舗ルタオ本店」

小樽洋菓子舗ルタオ本店の外観(The exterior of Otaru Western Confectionery Shop Le TAO)

小樽観光の中心地・メルヘン交差点にある、洋風の塔が印象的な「小樽洋菓子舗ルタオ本店」。口溶けの良さが特徴的なチーズケーキ”ドゥーブルフロマージュ”が全国的に有名になったルタオの旗艦店が、小樽なのをご存知ですか? ルタオ本店では、できたての焼き菓子やケーキ以外にも、本店でしか味わうことができない絶品スイーツをご賞味あれ。白を基調としたアンティーク風の2階カフェスペースでいただくスイーツの中でも一番人気は、作り立てのドゥーブルフロマージュと、本店限定のクリームブリュレの2種類をいただける「奇跡の口どけセット」。作り立てをいただけるのは、本店ならでは贅沢といえるでしょう。また、階段を登った最上階の展望塔からは小樽の町並み・小樽港まで眼下に広がります。本店に立ち寄った際はぜひ、塔からの眺めも味わってみてくださいね。

営業時間9:00〜18:00(2F喫茶は17:30ラストオーダー)
住所北海道小樽市堺町7-16
アクセス小樽駅から函館本線で1駅、南小樽駅より徒歩5分
URLhttps://www.letao.jp/shop/letao.php

小樽運河沿いの石造り倉庫とブルーの屋根、扉が目印! 北海道の”食”をテーマにした3つの店舗からなる「小樽タイムズガーデン」

OTARU TIMES GARTEN at the warehouse street in Otaru

参照:Fleemy 『OTARU TIMES GARTEN at the warehouse street in Otaru

小樽運河沿いに佇む、ブルーの屋根と扉が目をひく「小樽タイムズガーデン」。石造りの旧倉庫を再生し、“食”をテーマに3店舗から構成されるグルメスポットです。店内は150席ほど設ける広々とした空間。石造りの壁をベースに、木製の什器や植物に包まれて温かみのある庭のような雰囲気を演出しています。北海道の自然が育んだ小麦100%を使用したハード系からお菓子パンまで楽しめる「パンたいむ」、北海道産の小麦を使用したスイーツと本格ラテアートをハンモックにゆられながらいただける「おちゃびより」、本場北海道のジンギスカンを味わう「お・に・くのひととき」と、施設内でモーニングからディナーまで対応しているのも嬉しいポイント。窓の外に広がる小樽運河を眺めながら、北海道の特産品をいただくことができる穴場観光スポットでもありますよ。

営業時間月〜木・日・祝日 10:00〜21:00/金・土・祝前日 10:00〜22:00
住所北海道小樽市港町5-4
アクセス小樽駅より徒歩10分
URLhttp://otaru-times-garten.com/

今回の旅の拠点