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自然×アートの映えスポット、市内最古の神社、寿司の隠れ名店を巡る。いわき駅周辺散策ルート

福島県の東南部に位置し、県内最大の面積を誇る「いわき市」。東側は太平洋に面し、西側には標高 800m 級の山が連なる阿武隈山地があるという自然豊かな場所です。また、国宝である白水阿弥陀堂をはじめ、1,000年以上も前の日本の歴史を教えてくれるスポットもたくさん。今回はそんないわきの自然や歴史の産物に癒されるスポットを、いわき駅周辺から3つ選んでみました。インスタグラムで話題の自然とアートが融合した美術館、市内最古の神社、いわきの海で獲れた様々な海鮮を一度に味わうことができる飲食店を巡ってみましょう。

ツリーブランコをこいで、田園風景へ飛び込む気分に。芸術と自然が一体となった「いわき回廊美術館」

東日本大震災と原発事故の教訓を後世に伝えていこうという思いから発足した”いわき万本桜プロジェクト”。未来に美しい桜に覆われた里山を残すため、合計99,000本の桜を植えることを目指しているのだそう。そんな里山に一角にあるのが、「いわき回廊美術館」。2008年の北京夏季オリンピック開会式でアーティスティックディレクターを務めた、中国の現代美術家・世界的に有名な現代美術家である蔡國強氏(さいこっきょう)氏がプロデュースしました。山を登っていく龍をイメージしているという全長約99mの回廊は、なんと全て手作り。地元の子どもたちが描いた絵をはじめ、様々な作品が展示されています。また、オープンスペースには蔡氏の作品が。自然を活用して、ツリーハウスも設置されています。まるで秘密基地に迷いこんでしまったかのよう。なかでも注目は、回廊を抜けた高台で出会うことができるツリーブランコです。崖の淵に設置されているブランコを漕げば、果てしなく広がる田園風景の中に飛び出していくような感覚になるはず。

営業時間夜明け~日没まで
住所福島県いわき市平中神谷地曾作7
アクセスいわき駅前よりバスで10分、中神谷バス停より徒歩12分
URLhttps://kankou-iwaki.or.jp/spot/10026

商売繁盛から縁結びまで、多様なご利益をもたらしてくれるパワースポット。いわき市最古であり、有形文化財でもある「大國魂神社」

いわき市内には300ほどの寺社仏閣があり、特に格式の高い神社は”磐城七社”と呼ばれています。「大国魂神社」もそのうちのひとつ。創建年は明確にはわかっていませんが、境内に古墳の遺跡や樹齢約1,000年の大きな杉があることなどから、いわき市最古の神社とされています。ちなみに社殿は1679年に建立され、市の有形文化財。龍の彫刻が施されていて、連綿と続く歴史を感じられる悠然とした佇まいです。境内に祀られているのは、4人の神様。ぐるりと巡れば商売繁盛、産業発展、福徳招来など多様なご利益を授かることができますよ。特に”大己貴命(おおなむちのみこと)”と”須世理比売命(すせりひめのみこと)”は、縁結び、恋愛運アップ、夫婦和合、家庭円満の神様として有名です。征夷大将軍・坂上田村麻呂が戦勝を祈願するために訪れたとも言われているこの神社で、たっぷりと神聖なパワーを浴びてみてはいかが?

拝観時間6:00~16:30
住所福島県いわき市平菅波字宮前54
アクセスいわき駅前よりバスで15分、大國魂神社入り口バス停より徒歩5分
URLhttp://おおくにたま.jp

プリッとした弾力と溢れる旨味にうっとり。いわきの豊かな海に育まれた、新鮮な魚介類をたっぷり味わる「すし田村」

すし田村(Sushi Tamura)
ちらし Photo by @hicha_t

散策を楽しんだ後は、ランチを求めて「すし田村」へ。和の情緒と人情味に溢れた心落ち着く空間の中で、近海で水揚げされた新鮮な魚介類を堪能することができます。カウンター席に設置されているガラスケースの中には、鮮度の良さを物語るプリッと艶やかなネタがずらり。粋な大将が心を込めて握ってくれるお寿司はもちろん、お造りや天ぷらなどの一品料理まで多様なメニューを味わうことができます。定食やセットメニューのラインナップが豊富な点も魅力のひとつ。おすすめは、ランチメニューの丼ものです。旨味たっぷりの漬けまぐろが丼を覆い尽くす「まぐろづけ丼」、脂の乗った穴子ととろろが相性抜群の「穴子とろろ丼」など、その種類は様々。なかでも、とりどりのお刺身が華やかに丼を彩る「ちらし」は、一度に色々な味わいを楽しませてくれます。身の締まりが良く、旨味に満ち溢れたいわきの海の恵でお腹を満たしてみて。

営業時間ランチ  11:30〜13:45/ディナー  17:30〜21:30 不定休
住所福島県いわき市平掻槌小路14-16
アクセスいわき駅より徒歩6分
URLhttp://www.tamura-group.com

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