ワシントンホテルとホテルグレイスリーがお届けする、
地域に根ざした旅の情報

冬の山形旅行におすすめ。山形県民がこよなく愛する、”あったか名物グルメ”を味わい尽くす駅チカ食い倒れガイド

日本三大和牛のひとつ「米沢牛」や、さくらんぼの王様と呼ばれる「佐藤錦」など、数々の名産品を生みだしている山形県。今回は、そんな山形県のご当地&B級グルメに注目。幾つもの時代を超えて愛されてきた郷土料理、子供から大人まで幅広い世代に親しまれているソウルフード、まかない料理から誕生したご当地ラーメンまで、山形県が誇る冬にぴったりの”あったか名物グルメ”を厳選してみました。全ての店舗が山形駅から徒歩、あるいはバスで10分圏内なので、弾丸旅行でも気軽に立ち寄ることが可能です。

山形の旬の恵がたっぷり詰まった郷土料理“芋煮”。県内4地域の芋煮を食べ比べできる「山形長屋酒場」

山形長屋酒場(Yamagata Nagaya Sakaba)
Photo by @yukensa

里芋の収穫期である秋から冬によく食べられる「芋煮」。発祥は古く、1600年代と言われています。地域によって味付けや具材の種類が異なるのが特徴。「山形長屋酒場」では、庄内地方・最上地方・置賜地方・村山地方の4地域の芋煮を食べ比べすることができます。庄内地方は豚肉とキノコの味噌仕立て、最上地方は豚肉とキノコの醤油仕立て、置賜地方は牛肉と人参、大根の醤油仕立て、村山地方は芋煮の基本スタイルである牛肉と里芋、ネギの醤油仕立てとなっています。山形の恵がギュッと詰まった滋味溢れる味わいに、身も心もとろけていくような気分に包まれるはず。また、49種類の地酒を味わえるものポイント。江戸情緒溢れる和の空間の中で、郷土料理と地酒を心ゆくまで堪能して。ちなみに、毎週金曜日19時半から山形民謡生演奏が実施されています。

営業時間17:00~23:30/金、土、祝前日 17:00~24:00
住所山形県山形市香澄町1-8-8 山形第1ビル1F 
アクセス山形駅より徒歩3分
URLhttps://marutomisuisan.jpn.com/nagaya-yamagata/

山形のお祭り事には欠かせない“どんどん焼き”。アットホームな空間の中で、個性豊かなどんどん焼きが味わえる「おやつ屋さん」

おやつ屋さんのどんどん焼(Dondonyaki offered by Oyatsuyasan)
Photo by @risa_trvl

「どんどん焼き」とは、お好み焼きのような薄い生地を箸に巻いて作られる山形県のソウルフード。安土桃山時代に誕生したという、クレープのようなお菓子「麩の焼き(ふのやき)」から派生したものと考えられています。客寄せのため、ドンドンと太鼓を叩きながら売り歩いたためどんどん焼きと呼ばれるようになったとかそんなどんどん焼きをいただくなら、「おやつ屋さん」に行ってみて。我が家にいるような気分にさせてくれる雰囲気が広がっている、どんどん焼き専門店です。注文すると女将さんが手際よく焼き上げてくれるどんどん焼きは、もっちりふわふわ。生地に練り込まれた紅生姜やソーセージがアクセントとなって、とっても美味。懐かしい味わいが口いっぱいに広がります。こってりとしたソースやマヨネーズとも相性抜群。王道のソース味のほか、醤油、カレー、ピザなど、味のバリエーションが豊富な点も魅力です。ひとつ220円からとお手頃な価格なので、食べ比べしてみるのもいいかも。

営業時間9:30~19:00 第1月曜日定休
住所山形県山形市城南町2-6-16 ベルシティ霞城
アクセス山形駅より徒歩5分
URLhttps://dondonyaki.net

蕎麦汁をベースにしたスープと、喉越しのいい中華麺が相性抜群。人気ご当地麺“鳥中華”が必食の「栄屋本店」

参照:しろくまさん・出会いブログ 『鳥中華・栄屋本店

「鳥中華」とは、山形県天童市にある蕎麦店「水車生そば」発祥のご当地ラーメン。スープはラーメンというより蕎麦汁に近い味わいで、鳥中華という名の通り、鶏肉がトッピングされています。元々は、お蕎麦の出汁と鶏肉を使ったまかない料理だったとか。そんな鳥中華を山形駅近くで味わうことができるのが、1932年創業の「栄屋本店」。冷やしラーメンをはじめ、地元の人を魅了する数々の人気ラーメンを作りだしています。鶏油を使用した醤油ベースの和風スープは、やや甘め。トッピングされている天かすから滲み出る油がスープに深みを与え、あっさりとしていながらもコクのある味わいに。風味豊かなスープ、プリッとジューシーな鶏肉、軽やかな喉越しが特徴のやや太めの中華麺、全てのバランスが完璧です。

営業時間夏季(3月19日~9月30日) 11:30~20:00
冬季(10月1日~3月18日) 11:30~19:30
水曜日定休
住所山形県山形市本町2-3-21
アクセス山形駅からバスで5分、本町より徒歩4分
URLhttp://www.sakaeya-honten.com/shop.html

今回の旅の拠点