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仏教のルーツを感じられるデザインが目を引く。世界の建築要素が取り入れて作られた、国の重要文化財「築地本願寺」

日比谷線「築地駅」に直結している「築地本願寺」は、築地を訪れた際に立ち寄りたい観光スポットのひとつ。インドより日本へシルクロードを通って伝わってきた、仏教伝来のルーツを感じられる建物内外のデザインが特徴的です。今回は、そんな築地本願寺の歴史や見所をご紹介します。

1617年に創建された「築地本願寺」。2回の火災によって焼失した後、1934年に現在の本堂が建てられたそう。設計を手掛けたのは、建築家であり歴史家でもある伊東忠太氏。世界各地を旅した彼は、インドが誇る遺産「アジャンター石窟寺院」をはじめとした、古代インド・アジア仏教様式を模したデザインを外観に施しています。また、お寺といえば木造が一般的ですが、築地本願寺は鉄筋コンクリート造。外周の石塀と三門(正門、北門、南門)の門柱が、国の重要文化財に指定されているのもポイントです。

建物内に足を踏み入れると、お寺と教会を融合させたような独特の空間が。ご本尊である阿弥陀如来像が設置されている金色に輝くスペース、大きなシャンデリアが吊り下げられている天井など、まさに豪華絢爛。さらに、寺院には珍しいステンドグラスやパイプオルガンにも出会うことができます。 
このように外観からはインドを、内観からは日本や欧米を感じられ、仏教の伝来を建築デザインで表現しているかのように思えます。さらに細部には、和洋中と世界の建築要素が取り入れられているので、堂内を見学しながらじっくりと探してみて。

拝観時間6:00〜16:00
住所東京都中央区築地3-15-1
アクセスホテルタビノス浜松町:大門駅から都営大江戸線で2駅、築地市場駅より徒歩5分
ホテルグレイスリー銀座:銀座駅から日比谷線で2駅、築地駅直結
ホテルグレイスリー田町:三田駅から都営浅草線で3駅、東銀座駅より徒歩5分
URLhttps://tsukijihongwanji.jp

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