春のピークを迎える5月の札幌へ。4,700本もの花木に囲まれた公園、桜と梅が競演する寺院、自然とランドマークを一望できる展望台を巡る絶景旅

北海道に本格的な春が到来するのは、5月。桜を見逃してしまった方も、5月上旬までならお花見を楽しめるスポットも多くあるそう。そこで今回は、春の息吹を感じられる札幌の絶景スポットに注目。さっぽろ駅を起点に、徒歩と電車で1時間圏内のスポットのなかから、おすすめスポットを3ヶ所選んでみました。デートや弾丸旅行でも、サクッと巡ることができますよ。

桜やチューリップなど、90種4,700本の植物が彩る。5月中旬のイベントも見逃せない「大通公園」

冬の「さっぽろ雪まつり」や「ホワイトイルミネーション」、夏の「YOSAKOIソーラン祭り」など、北海道を代表する様々なイベントの開催地として知られる「大通公園」。大通西1丁目から大通西12丁目まで約1.5Kmに渡って続く広大な園内には、約90種4,700本の樹木や草花が植えられており、四季折々に咲く花木が訪れる人々の目を楽しませてくれます。春は4月のクロッカスを皮切りに、レンギョウ、桜、チューリップなどが続々と開花。色とりどりの花たちが春爛漫のフォトジェニックな景色を生み出します。また、約400本ものライラックが見頃を迎える5月中旬には、「さっぽろライラックまつり」が開催されます。淡い紫色や白色の花がぶどうの果実のように連なるライラックは、市の木に指定されています。2021年の開催日は5月19日から30日の予定だそう。

住所	北海道札幌市大通西1丁目〜大通西12丁目 ※さっぽろライラックまつりは、状況によっては予定が変更になる場合もあるので、公式ホームページにてご確認ください。
アクセス	ホテルグレイスリー札幌より徒歩8分
URL	https://odori-park.jp

約1,400本の桜と約250本の梅が同時に見頃を迎える！道内屈指のパワースポット「北海道神宮」

北海道の開拓や発展の守護神を祀るため、1869年に創建された「北海道神宮」。春になるとエゾヤマザクラをはじめ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラ、チシマザクラなど1,400本もの桜と、豊後梅、紅梅、白梅など、約250本もの梅が次々と開花し、心躍る空間を演出。例年、4月下旬から5月上旬がベストシーズンと言われています。なかでも見所は、北1条通に面した第二鳥居から表参道に続く桜並木です。正面に本殿を望む広々とした参道を、様々な種類の桜がピンク色に染め上げる光景は、まさに圧巻。また、表参道に入ってすぐに左折した通路も、見逃せない絶景スポットです。ソメイヨシノとヤエザクラが、頭上を覆う優美な桜のトンネルを作り出します。

拝観時間	1月8日〜2月　7:00〜16:00／3月　7:00〜17:00／4月〜10月　6:00〜17:00／11月〜12月　7:00〜16:00 ※1月１日〜8日までは正月期間の特別時間帯となります。
住所	北海道札幌市中央区宮ケ丘474
アクセス	さっぽろ駅から南北線で1駅、大通り公園で東西線に乗り換え。3駅先の円山公園駅で下車後、徒歩15分
URL	http://www.hokkaidojingu.or.jp

新緑に覆われ始めた札幌の雄大な自然とランドマークを一望。地上307mにある、窓ガラスのない「大倉山展望台」

1972年開催の冬季オリンピック札幌大会で使用されたスキージャンプ台越しに、札幌市内を一望できる「大倉山展望台」。展望台はスキージャンプ台のスタート地点である標高307mの場所にあり、空中散歩が楽しめるリフトに乗って向かいます。目の前に迫るジャンプ台の急斜面に、胸が高鳴るはず。展望台に到着すると、山の稜線に沿って広がる大パノラマがお出迎え。近代的なビルが立ち並ぶ札幌の街並み。長い冬の眠りから目覚めたかのように、新緑が生茂る石狩平野。雄大な石狩湾。さらには、大通公園や札幌ドーム、さっぽろテレビ塔などのランドマークも。そういった、都市と自然が共存する札幌の景色が、目を楽しませてくれます。窓ガラスが設置されていないので、爽やかな春風を全身で受け止めながら、迫力満点の眺望をスキージャンパー気分で楽しんで。

営業時間	＜展望台リフト＞4月29日～10月31日　8:30〜21:00／4月1〜28日および11月1日〜翌3月31日　9:00〜17:00 ＜展望ラウンジ・カフェ＞4月29日～10月31日　11:00〜18:00／11月1日〜翌3月31日　11:00〜17:00 ※営業時間が変更になる場合があるため、公式ホームページにてご確認ください。 なお、4月１日〜13日は点検のため、展望台リフトの利用はできません。
住所	北海道札幌市中央区宮の森1274
アクセス	さっぽろ駅から南北線で1駅、大通駅で東西線に乗り換え。3駅先の円山公園でバスに乗車し、大倉山競技場入口で下車後徒歩9分
URL	https://okurayama-jump.jp