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明治時代に誕生した、日本初のターミナル駅を復元。新橋の隠れたレトロスポット「旧新橋停車場」

数多くの高層ビルが立ち並ぶ新橋駅より徒歩5分の場所に、レトロ感漂うスポット「旧新橋停車場」があるのをご存知ですか? 1872年に日本初の鉄道ターミナル駅として誕生した「新橋停車場」の駅舎を、当時と同じ場所に出来る限り忠実に復元したものだそう。今回は、そんな旧新橋停車場の見所をご紹介します。

鉄道発祥の史跡を目に見える形で後世に伝えたいという願いを込めて、2003年に再建された「旧新橋停車場」。グレーの石材が敷き詰められたクラシカルな姿は、近代的なビル群のなかにどこかほっとする安らぎの空間を生み出しています。
新橋と横浜間を結ぶ東京側の始発駅として機能していた新橋停車場は、アメリカ人建築家のリチャード・ブリジェンスによって設計されました。しかし、外壁の材料や色を正確に示す資料は残されておらず、復元にあたっては当時の文献や絵などを参考にして建材を選定。新たに設計された内部は、防災対策やバリアフリーなど性能性を重視した現代的なデザインが施されているのが特徴です。

内部には展示室があり、国の史跡に指定されている駅舎の基礎石をはじめ、発掘調査で出土した遺物を鑑賞できるほか、鉄道に関する企画展を無料で楽しむことが可能。また屋外には、石積みのプラットフォームやレール、「0哩(ゼロマイル)標識」が復元されていて、蒸気機関車が走る当時の情景を想起させます。

開館時間10:00〜17:00 月曜休館
住所東京都港区東新橋1-5-3
アクセスホテルグレイスリー田町:田町駅から山手線で2駅、新橋駅より徒歩5分
ホテルグレイスリー銀座:ホテルより徒歩9分
ホテルタビノス浜松町:竹芝駅からゆりかもめで2駅、新橋駅より徒歩5分
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/

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