初冬から春先限定の天空の城「越前大野城」周辺を巡る観光ルート
天空の城と呼ばれる越前大野城をご存知ですか?毎年10月から4月末にかけて一定の気象条件が揃うと、雲海が現れ、まるで城が浮かんでいるように見えることから、その名で知られるようになりました。雲海を見るには「風が弱いこと」や「前日の湿度や日中の温度」など厳しい条件があるため、もしタイミングがあえばラッキーですね。仮に気象条件が揃わなくても魅力的な観光スポット、越前大野城周辺を巡る際のおすすめスポットを今回はご紹介します。
ホテルフジタ福井から越前大野城周辺のスポットへは、同ホテルより徒歩6分の「駅前大通り」のバス停利用が便利。ヴィオ行きに乗り、バスに乗車して47駅の「大野銀座」バス停下車後、いずれも徒歩圏内です。
北陸の城下を望む季節限定の幻の天空の城「越前大野城」
越前大野城は、大野盆地にある標高約249mの亀山に築かれた平山城です。2017年には「続日本の100名城」にも選出されました。現在の天守は昭和43年に再建されたものですが、城内に足を踏み入れれば、歴代城主が遺した品々を鑑賞しながら、その歴史を感じ取れることでしょう。大天守閣からは、北陸の小京都と呼ばれる大野市の街並みを眼下に、遠く連なる白山連峰の山々の眺めを堪能できます。雲海に城が浮かび上がる幻想的な光景を目にしたいなら、気象条件を満たした日の夜明けから朝9時頃までに犬山城址の南出丸下に向かうのがベスト。越前大野城から西に1kmほどの距離ですが、登山道を徒歩で登る必要があるため、歩きやすい服装がおすすめですよ。
開館時間 | 9:00~17:00(4月~9月)/6:00~16:00(10月~11月) 12月1日~3月31日休 |
入館料 | 300円 |
住所 | 福井県大野市城町3-109 |
アクセス | 大野銀座より徒歩13分 |
URL | https://www.onocastle.net/ |
美しい庭園とお城の景観を障子越しに楽しむ「武家屋敷旧内山家」
幕末期、大野藩の財政再建に大きく貢献した家老、内山良休・隆佐兄弟を輩出した内山家の屋敷がこちら。母家は明治、離れは大正時代に建てられており、1992年に解体復元されてから、現在では国の有形文化財に指定されています。この屋敷の見どころの一つが、離れに設けられた「城見障子」です。数寄屋風の庭園や越前大野城の景観を障子越しに味わうことができる独自の作りになっており、11月3日までその涼やかな和の景色を楽しむことができます。また、10月中であれば、土日祝日の午後1時から3時の間に訪れると、屋敷内で開かれているお茶席に参加できます。美しい庭を眺めながら、おいしいお抹茶とともに喧騒から離れた憩いのひとときをどうぞ。
開館時間 | 9:00~16:00(平日)/9:00~17:00(日・祝日) 12月27日~1月4日休 |
入館料 | 300円/茶席400円 |
住所 | 福井県大野市城町10-7 |
アクセス | 大野銀座より徒歩4分 |
URL | https://www.ono-kankou.jp/tourism/detail.php?cd=23 |
地元こだわりのお米で作られたおにぎりを頂く「EDISON CAFE」
小腹が空いたら、ぜひ城下町の「EDISON CAFÉ」に足を運んでみましょう。外見はレトロな木造家屋ですが、白い漆喰の壁とフィラメント電球、そして柔らかな色彩の無垢材が調和した店内は落ち着きのある空間になっています。奥には薪ストーブがあり、冬の寒い時期にはその温もりを求めて多くの人が訪れるのだとか。お店の看板メニューは、有機栽培で育てられた「ほたるの里丁米こしひかり」を自家製米して作っているおにぎりです。具端数修理用意されており、なかには福井の郷土料理「へしこ」が入ったものもあります。お味噌汁と一緒に頂くと、優しい味わいにほっと和むこと間違いなし。テイクアウトもできますので、街歩きのお供にも最適です。
営業時間 | 10:00~17:00 木曜・日曜休 |
住所 | 福井県大野市元町5-20 |
アクセス | 大野銀座より徒歩2分 |
URL | https://www.ono-kankou.jp/tourism/detail.php?cd=536 |
今回の旅の拠点
ホテルフジタ福井
JR福井駅 徒歩7分