高層ビル群に囲まれた「日比谷神社」。都心のパワースポットとして人気

港区・新橋にある「日比谷神社」は、交通量の多い道路の一角にある、こじんまりとした神社です。オフィス街に位置するので、観光客はもちろん、ビジネスパーソンも気軽にお参りできるスポットとして人気。東京の都心ならではの神社の姿を見ることができます。

日比谷神社は、伊勢神宮外宮の神様・豊受大神（とようけのおおかみ）と、穢れを祓う祓戸四柱大神（はらいどのよつばしらのおおかみ）が祀されています。日比谷神社はもともと、旧麹町区の日比谷公園内に鎮座していました。当時は全国の苦しむ旅人たちに日比谷神社の社務所を開放していて、そこで人々は無病息災を祈願したそう。このことから、人々は「旅泊（さば）稲荷」と呼び、後に表記が「鯖稲荷」と称されるようになりました。

当時の日比谷神社では「虫歯封じ」に霊験があるとされていました。実際に祈願をして虫歯が治った人は、“鯖”を奉納したそう。今でも「虫歯封じ」にご利益がある神社として、多くの人が訪れています。

この神社の一番の特徴は、大都会の高層ビル群に囲まれている点。多くの車が行き交う道路の一角にある、朱色の鳥居が目印です。一般的な神社は木々に囲まれていますが、日比谷神社は数多くのビルに囲まれています。鳥居をくぐって階段を登ると、その先には社殿が。社殿の背後には高層ビル群が広がり、まさに絵になる写真が撮れますよ。

大都会に位置するパワースポット「日比谷神社」。都心と一体化している珍しい景色とご利益を求めて、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？