品川で人気の花見&紅葉スポット。約2,000坪の広さを誇る「御殿山庭園」

高層ビルが立ち並ぶ東京品川エリアに静かに広がる「御殿山庭園」。池泉回遊式の日本庭園になっていて、散策がしやすいように遊歩道が整備されています。園内には迫力のある滝や有名建築家が設計した茶室など見どころスポットも。四季折々の自然が楽しめ、春には桜、秋には紅葉が園内を鮮やかに彩ります。

ビジネスや観光で多くの人が行き交う東京品川。この地に約2,000坪の広さを誇り、人々の憩いの場になっているのが「御殿山庭園」です。御殿山という名前は江戸時代の1636年、当時の将軍の館”品川御殿”がこの丘陵に建てたられたことが由来。その後、御殿山には桜が植林され江戸の人々からは花見の名所として親しまれていました。また海岸では潮干狩りができることから、辺り一帯はとてもたくさんの人で賑わっていたそう。しかしペリー来航の際、台場を建設するために御殿山から土砂を運び出したため景色は変わってしまうことになりました。

当時と全く同じ風景とはなりませんが、同園では今でも春には桜が咲く人気のお花見スポット。他にも東日本では珍しいシロバナタンポポが花を咲かせたり、初夏にはアジサイを見ることも。さらに例年11月中旬から12上旬には紅葉が見ごろに。赤や黄色に色づくモミジやイチョウが私たちを楽しませてくれます。また高低差を利用した迫力のある滝や、磯崎新氏設計の茶室”有時庵（うじあん）”もあるので訪れた際はチェックしてみて。水が流れる音に癒されながらゆったりとした時間が過ごせますよ。