アメ横商店街で見つけた、気力・体力・財力を与えてくれるパワースポット。上野広小路に残る最後の寺院「摩利支天 徳大寺」

食品や衣料品など400店舗ほどが軒を連ねる東京都台東区のアメ横商店街。たくさんの人が行き交う活気あふれる商店街の中に「摩利支天（まりしてん） 徳大寺」という、近年パワースポットとして注目を集めているお寺があります。江戸時代初期に創建された同寺はなんと、上野広小路に残る最後の寺院なのだそう。上野を散策がてら、その歴史ある神秘的なパワーを体験しに訪れてみては？

「摩利支天 徳大寺」が位置する上野広小路は元々は寺社町として栄えていたエリア。関東大震災や戦争、戦後の開発により現在同エリアに残る寺社は徳大寺のみとなっています。そんな同寺は、京都府の禅居庵、石川県の宝泉寺とともに日本三大摩利支天の1つ。摩利支天は気力、体力、財力を与えてくれる神様で、全ての災難から護ってくれる守護神として知られています。そのため足利尊氏や徳川家康といったかつての武将たちからの信仰も厚く、彼らは摩利支天が描かれた旗や御尊像と一緒に戦に向かっていたそう。現在も厄を除き、福を招き、運を開くご利益があるとされ「上野広小路の摩利支天さま」として広く親しまれています。また猪の背に立つ摩利支天の姿から、神仏と縁があるとされる御縁日（参拝日）を十二支の亥の日としている同寺。2023年は合計で31日あるそう。御縁日の参拝は特別なご利益をいただけるといわれているので、タイミングを合わせて上野を訪れてみるのもいいですね。