読書の秋に訪れたい、本にまつわる新宿周辺のフォトジェニックスポット

ひんやりした風が心地よく、過ごしやすくなった秋は、集中力が増し読書にぴったりの季節と言われています。最近は電子書籍で本を購入する方も増えましたが、たくさんの本に直接触れることができるライブラリーや書店に出かけると今まで知らなかった作品との出会いがあるかもしれません。今回はフォトジェニックな写真を撮ったり展示を見たりと、体験しながら本との出会いを楽しめる施設をご紹介します。人気作家・村上春樹氏の世界観に浸れる施設や、貴重な書籍の展示がある東洋学のミュージアム、ちょっと変わったブックカフェなど、さまざまなスポットを訪れて「読書の秋」を楽しみましょう。

村上春樹氏の世界観を堪能できる「早稲田大学国際文学館・村上春樹ライブラリー」

早稲田大学の構内にある「国際文学館」は、通称「村上春樹ライブラリー」と呼ばれています。世界的に人気があり、かつて早稲田大学に通っていた作家の村上春樹氏にちなんで、村上氏の作品を集めたギャラリーや、村上氏が自宅で聴いているお気に入りの音楽を集めたオーディオルーム、休憩できるラウンジやカフェなどが併設。村上作品の世界観に浸れる、話題の施設なんです。入り口すぐの「階段本棚」は一番の見どころで、フォトジェニックなスポット。トンネルのようになっていて、村上作品独特の非日常の雰囲気を感じることができます。階段に腰掛けて本を読んだり、写真を撮るなどして楽しみましょう。ラウンジには、デビューから最新作までの村上作品が並び、中にはレアな初版本も。ファンの方だけでなく、はじめて村上氏の作品に触れる方でもワクワクする仕掛けがいっぱいです。早稲田大学の学生だけでなく、一般の人でも無料で利用できるので気になる方はぜひ訪れてみて。

開館時間	10:00～17:00 休館日はカレンダーによる
住所	東京都新宿区西早稲田1丁目6 4号館
アクセス	新宿ワシントンホテルから徒歩約8分の新宿駅からJR山手線で4分「高田馬場」駅で東京メトロ東西線に乗り換え2分「早稲田」駅下車後徒歩約6分
URL	https://www.waseda.jp/culture/wihl/

天井まで続く「モリソン書庫」が見どころの「東洋文庫ミュージアム」

東洋学の専門図書館であり、アジア最大の東洋学の研究センターでもある「東洋文庫ミュージアム」。一般人でも入場可能で、書庫や展示を巡り楽しむことができます。見どころは、天井まで続く「モリソン書庫」。創設者である岩崎久彌氏がジャーナリスト・旅行家であったG. E. モリソン博士から購入したコレクションを展示しています。モリソン書庫内は計算された照明や色彩でまとめられ、とってもシックな雰囲気。古い本独特の香りに包まれながら、落ち着いて展示を楽しめます。モリソン書庫の本は手に取って読むことはできませんが、手続きを踏むことで閲覧できるものもあるそう。貴重な文献が多く、国宝や文化財、NHKで放送されていたドラマ「らんまん」のモデルになった牧野富太郎博士の編集した植物誌などもおさめられているのだとか。本が好きな方、歴史が好きな方は必見のスポットです。

開館時間	10:00-17:00（入館は16:30まで）火曜休館
住所	東京都文京区本駒込 2－28－21
アクセス	新宿ワシントンホテルから徒歩約8分の新宿駅からJR山手線で15分「駒込」駅下車後徒歩約10分
URL	http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php

ブックカフェ「梟書茶房（フクロウしょさぼう）」で一味違う読書体験を

ちょっと変わった読書体験が叶う「梟書茶房（フクロウしょさぼう）」。書店とカフェが一体となったお店で、購入した本をカフェで読むことができます。書店では、本にカバーがかかっていてタイトルがわからない状態で販売されています。紹介文が書かれているので、チェックして読みたくなった本を購入。自分にちなんだ数字やキーワードなどから選ぶこともできちゃいますよ。あとは開けてからのお楽しみ！どんな本との出会いがあるのかワクワクしますね。今まで手に取らなかったジャンルの作品の面白さに気付いたり、お気に入りの作家が見つかったりするかもしれません。隣接するカフェは落ち着いたアンティークな雰囲気。スキレットでそのまま提供される、ふわふわのパンケーキが人気です。カフェタイムを満喫しながら、読書に浸ってみてはいかがでしょう。

営業時間	10:30～22:00
住所	東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
アクセス	新宿ワシントンホテルから徒歩約8分の新宿駅からJR山手線で8分「池袋」駅下車後徒歩約2分
URL	https://www.doutor.co.jp/fukuro/