電車でプチ旅。田町から、初夏を感じる東京めぐり
朝の光にきらめく東京湾、街路樹の葉がまぶしく揺れる初夏の風。そんな季節を感じながら、ふとどこかへ出かけたくなったら――田町を拠点に、小さな旅に出てみませんか。今回は、都会のすぐそばにある“癒しの風景”をテーマに、海・自然・緑を感じられる3つのスポットをご紹介します。
潮風が心地よい、都会のリフレッシュスポット「芝浦ふ頭さんぽ」

水辺のきらめき、潮風の香り、行き交うモノレールの音。芝浦ふ頭は、都心とは思えないほどの“抜け感”を味わえる穴場のベイエリアです。田町駅から少し歩いて、ゆりかもめに乗ればわずか一駅。そこには、高層ビル群の合間に広がる開放的な景色が待っています。運河沿いには遊歩道が整備されており、散歩やランニングにもぴったり。ベンチに座って海を眺めたり、橋の下をくぐる屋形船を眺めたりと、のんびりとした時間が流れます。天気のいい日には、遠くにレインボーブリッジや東京湾の風景が望め、夕暮れ時には空と水面がやさしいグラデーションに染まる幻想的な光景も。観光スポットとしては目立たない場所だからこそ、静かに自分だけの時間を過ごせるのが魅力。カメラ片手にフォトウォークを楽しんだり、散歩の後にカフェでひと息ついたりと、都市の中の“余白”を感じたい方におすすめです。
営業時間 | 08:00〜21:00(芝浦南ふ頭公園の営業時間) |
住所 | 東京都港区海岸3-33-20 |
アクセス | ホテルグレイスリー田町から徒歩で約10分の三田駅より都営浅草線、新橋駅でゆりかもめに乗り換え、芝浦ふ頭駅下車すぐ |
URL | https://visit-minato-city.tokyo/ja-jp/places/1120 |
水と緑のコントラストが美しい「浜離宮恩賜庭園」

東京の真ん中にありながら、まるで別世界のような静けさと緑に包まれる「浜離宮恩賜庭園」。江戸時代の大名庭園をルーツに持つこの場所では、季節ごとに違った風景が楽しめます。6月には庭園中央に広がる花菖蒲田が見ごろを迎え、約1,000株の紫や白の花々が咲き誇ります。池のほとりをぐるりと回る散策路には、藤棚や松林、柳の木々が並び、心を落ち着けてくれる自然が随所に。視線を上げると、木々の間から高層ビルが覗くという、都会ならではの非日常感もここならではの魅力。庭園内の「中島の御茶屋」では、抹茶と和菓子のセットを楽しむこともでき、ちょっとしたご褒美タイムにぴったりです。また、歴史好きの方にとっては将軍家の鷹狩場や潮入の池といった見どころも多く、散策のたびに新しい発見がある庭園。喧騒から離れて、自然の中で自分と向き合うひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
営業時間 | 9:00~17:00(最終入場16:30) |
住所 | 東京都中央区浜離宮庭園1-1 |
アクセス | ホテルグレイスリー田町から徒歩で約10分の三田駅より都営浅草線、新橋駅でゆりかもめに乗り換え、汐留駅下車徒歩で約7分 |
URL | https://www.tokyo-park.or.jp/park/hama-rikyu/index.html |
緑と文化が交差する都会のオアシス「東京ミッドタウン日比谷」

最新のトレンドと自然が融合した街、「東京ミッドタウン日比谷」。田町駅から都営三田線で一本、約10分という好アクセスでありながら、訪れるたびに新しい発見がある場所です。6月の晴れた日には、建物前の広場や日比谷公園の緑がまぶしく、都会のど真ん中とは思えない開放感を味わえます。商業施設内には、個性的なセレクトショップや上質なレストラン、アートを感じられる空間があり、感度の高い20〜30代の女性に人気。とくに、地下1階のフードホールでは手軽におしゃれなランチを楽しめ、テイクアウトして公園で過ごすのもおすすめです。また、夜には日比谷シャンテ周辺がライトアップされ、映画館や劇場も近くにあるため、デートや友人とのおでかけにもぴったり。自然、カルチャー、グルメと、すべてを少しずつ楽しみたい欲張りな休日には、ここを目的地にしてみてください。
営業時間 | ショップ11:00〜20:00、レストラン11:00〜23:00 ※店舗により異なる |
住所 | 東京都千代田区有楽町1-1-2 |
アクセス | ホテルグレイスリー田町から徒歩で約10分の三田駅より都営三田線、日比谷駅で下車すぐ |
URL | https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/ |
今回の旅の拠点
ホテルグレイスリー田町
田町駅 徒歩4分 / 三田駅 徒歩7分