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希少なものに出会える。仙台のアーティスティックな体験型施設3選

仙台市は、美術に関心が高かった初代仙台藩主の伊達政宗によって、新しい”伊達”な文化が生み出された場所。今もなお、仙台の寺社や伝統工芸品、お祭りなどに息づいています。その影響もあってか、仙台にはアートに触れることができるスポットがあふれています。今回はそんなスポットのなかから、日本一・世界初・世界評価の高さという観点でアーティスティックな施設を3つ選んでみました。

3つの施設とも、仙台駅よりバスで乗り換えなく訪れることができます。

多様なメディアが集結する透明な建物「せんだいメディアテーク」

仙台メディアーク外観(Exterior of Sendai Mediatheque)

美術や映像文化の発信拠点としての役割を担う「せんだいメディアテーク」。50万冊を超える書籍を所蔵する「仙台市図書館」や、国内外から集められた280種類以上もの雑誌と新聞を閲覧できるスペース、映像センターなどを無料で利用することができます。建築物としても世界的に評価が高く、グッドデザイン大賞をはじめ多くの建築賞を受賞。海にゆらめく海藻がモチーフとなっていて、梁がなく、柱の代わりにランダムにねじれた13本のチューブで支えられた、開放的な空間が広がっています。仙台のシンボル・定禅寺通り沿いの壁一面はガラス張り。外と内の隔たりを感じさせず、アスレチックのような椅子に座って景色をゆったりと眺めることができます。

開館時間9:00〜22:00/休館日 1月〜11月第4木曜、12月29日〜1月3日
※営業時間及び定休日はテナントごとに異なるため、公式ホームページにてご確認ください。
住所宮城県仙台市青葉区春日町2-1
アクセス仙台駅前からバスで約10分、メディアテーク前下車後すぐ
URLhttps://www.smt.jp/

日本一の規模を誇る天文総合博物館「仙台市天文台」

仙台市天文台がリニューアル(2)

2008年にリニューアルオープンし、天文分野の博物館としては日本一の規模となった「仙台市天文台」。日本で3番目の大きさの「ひとみ望遠鏡」や最先端システムを搭載したプラネタリウムなどを通して、本物の宇宙を身近に感じることができます。また「地球」「太陽系」「銀河系」など、様々な分野のブースが設置されている展示室には、宇宙のスケールや仕組みを知ることができる子ども心くすぐるコンテンツがたくさん。天井から吊るされた、精巧な造りの惑星の模型にも胸が高鳴ります。ミュージアムショップで販売されている「コズミックキャンディ」を購入するのもお忘れなく。NASAによる美しい惑星の写真がプリントされていて、空にかざすと小さな惑星が浮かんでいるような写真を撮ることができます。

開館時間月〜金・日・祝日 9:00〜17:00/土 9:00〜21:30
休館日 水曜、第3火曜、年末年始(12月29日〜1月3日)
※水曜もしくは第3火曜が祝日の場合は、翌平日に休館
住所宮城県仙台市青葉区錦ケ丘9丁目29-32
アクセス仙台駅前からバスで約30分、錦ケ丘七丁目北・天文台入口より徒歩5分
URLhttp://www.sendai-astro.jp/

世界初の万華鏡専門美術館「仙台万華鏡美術館」

1999年に世界で初めてできた、万華鏡専門の美術館「仙台万華鏡美術館」。5つの趣が異なる展示室では、世界中から集められた貴重な万華鏡が展示されています。第1展示室では自分の姿が映り込むほど大きな万華鏡や人形の中が万華鏡になっているものなど、20点ほどのユニークな作品を触れて動かしながら観賞することができます。第2展示室には、万華鏡の発明者(サー・デビット・ブリュースター)などのアンティーク作品から現代の万華鏡作家の作品まで万華鏡が歩んできた200年以上もの歴史を伝える作品が。第3展示室は、世界にただ一つの貴重な作品や季節ごとに入れ替わる作品を、第4・第5展示室は陶芸家の辻輝子による陶器の万華鏡などを展示。万華鏡の手作り体験もできるので、挑戦してみるのもいいかも。

営業時間9:30〜17:00 年中無休
住所宮城県仙台市太白区茂庭字松場1-2
アクセス仙台駅前からバスで約50分、松場バス停下車後すぐ
URLhttp://www.iyashisekai.com/sendai/index.html

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