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ごま油香る江戸前天ぷらと、180年余の歴史ある特製ダレの相性抜群!日本最古の天ぷら専門店

「浅草寺」の門前町として栄えてきた浅草は、江戸時代に多くの商人や職人たちで賑わっていたそう。そのため数多くの飲食店が開業し、どじょう鍋や麦とろ料理などの浅草特有の食文化が誕生。それらは”江戸前料理”として、現代に受け継がれています。そこで今回は、江戸前の粋な味を堪能できる浅草の老舗店の中から、日本最古の天ぷら専門店「雷門 三定」をご紹介します。

三定の外観(Exterior of Sansada)

“一に浅草、二に観音、三に三定の天ぷら”というキャッチフレーズで有名になった「雷門 三定(さんさだ)」は、1838年に人形町にあった創業者の自宅前に屋台としてオープン。その後、雷門の脇に店を構え、現在では三定ならではのある掟のもと、浅草の1店舗のみとなっています。それは、“店の主人は必ず調理場に立たなければならない”ということ。店主が店から目を離すことが無いようにするために、この掟が作られました。つまり、浅草でだけ体験することのできる貴重な伝統の味となっているのです。

三定の天丼(Tendon offered by Sansada)

江戸時代の情景が目に浮かぶような趣たっぷりの三定で味わえるのは、蕎麦、寿司と並ぶ「江戸の三味」のひとつ・江戸前天ぷらです。東京湾で獲れた新鮮な車えびや穴子などの魚介類を、ごま油で揚げているのが特徴。サクサクとした衣の歯ざわりを感じた後、ごま油の風味と素材の旨味が織りなす芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
人気メニューは、6種の天丼。器からはみ出るほどの大きな天ぷらが、これでもかとばかりに乗っていてボリューム満点。甘さとしょっぱさのバランスが取れた深みのある伝統のタレが、食欲をかきたてます。ほかにも、大根おろしと特製天つゆでいただく天ぷらはもちろん、定食からおつまみまでとメニューが豊富。夜のコースもあるので、旅のプランや気分に合わせて足を運べるのも嬉しいポイントです。
ちなみに、三定は浅草の名物スイーツ・揚げまんじゅうの発祥の店であるともいわれています。食後のデザートにアツアツの揚げたてをいただいてみるのもいいかも。

営業時間11:00~21:00 不定休
住所東京都台東区浅草 1-2-2
アクセスホテルグレイスリー浅草:ホテルより徒歩3分
ホテルタビノス浅草:ホテルより徒歩12分
URL http://www.tempura-sansada.co.jp/index.html

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