徳川家康&樹齢350年超えの御神木の力強いエネルギーが宿る「芝東照宮」
日本最古の公園のひとつ・芝公園は、四季折々の景色が広がり、東京タワーを望む人気癒しスポット。そんな芝公園の園内や周辺では、歴史巡りも楽しむことができるのです。徳川家の墓所である増上寺をはじめ、都内最大級の前方後円墳・芝丸山古墳、全国を歩いて測量して日本地図を作り上げた伊能忠敬の記念碑など、長い歴史をもつスポットが数多く残されています。その中から今回は、世界遺産である日光東照宮や国の重要文化財である上野東照宮などと並ぶ、”四大東照宮”のひとつである「芝東照宮」をご紹介します。
芝公園の一角に鎮座する「芝東照宮」は、1617年に増上寺の境内に創建された社殿。徳川家康が増上寺を徳川家の菩提寺に指定したため、芝東照宮は当初、家康の法名(浄土真宗において仏弟子となった人に授ける名)“一品大相国安国院殿徳蓮社崇誉道大居士”にちなんで安国殿と呼ばれていました。その後、明治政府が実施した神仏分離によって増上寺から切り離され、「芝東照宮」という名がつけられたそう。
参道を進むと、赤と白を基調とした社殿が現れます。旧社殿は1945年の東京大空襲によって焼失。現在の社殿は1969年に再建されたものだとか。豊かな緑のなかに佇む社殿は、ここが都会だということを忘れてしまうような、穏やかで神聖な雰囲気に包まれています。また社殿の中には、家康が還暦を迎えた記念として作るよう命じた、等身大の木造彫刻が御神体として祀られています。毎年、家康の命日である4月17日に公開されるため、チャンスがあったらぜひ足を運んでみて。
家康といえば、戦国時代の乱世に終止符を打ち、平和な新時代を築いた戦国武将。決して順風満帆な人生だったわけではありません。幼い頃に母と生き別れて、人質生活を強いられた少年時代。そして、織田信長や豊臣秀吉に仕えながらチャンスが巡ってくるのをジッと待ち、関ヶ原の戦に勝利してトップの座に。そんな苦労と我慢の果てに天下を掴み取った家康のエネルギーが宿る「芝東照宮」は、勝負運・出世運のご利益があるといわれています。
お参りしたあとは、東京都の天然記念物に指定されている大きなイチョウの木のもとへ。御神木でもあるこの木の樹齢は、なんと350年超え。1641年に徳川3代目将軍・家光によって植えられて以来、戦争や災害を乗り越えて生き続け、今もなお生気あふれる姿を私たちに見せてくれています。
参拝可能時間 | 神社へ直接お問い合わせください |
住所 | 東京都港区芝4-8-10 |
アクセス | ホテルグレイスリー田町:三田駅から都営三田線で1駅、芝公園駅より徒歩1分 ホテルタビノス浜松町:ホテルより徒歩26分(タクシーで約10分) |
URL | http://www.shibatoshogu.com/html/about_shibatoshogu.html |
今回の旅の拠点
Hotel Gracery Tamachi
4-min walk from Tamachi station / 7-min walk from Mita station
Hotel Tavinos Hamamatsucho
2-min walk from Takeshiba station on the Yurikamome Monorail / 8-min walk from JR Hamamatsucho station and Daimon station on the Toei Oedo line