大阪・心斎橋筋商店街でみつけた、お土産に喜ばれる老舗スイーツ３選

江戸時代に西の拠点として整備され「天下の台所」といわれるほど、お米や特産物といった生活物資が集まった大阪では、各地に商店街が形成されていきました。今回フォーカスしたのは大阪市の代表的な繁華街「ミナミ」に位置する「心斎橋筋商店街」。グリコのネオンサインでお馴染みの道頓堀から心斎橋駅方面に全長約580m、約180ものお店が連なる商店街です。若者に人気のエリアだけあってトレンドのファッションや話題のスイーツショップといった、流行を取り入れたお店が集中しているのが特徴。その一方で、時代の流れをじっと見守る老舗菓子店なども佇んでいて、ぶらりと散策するにはもってこいの商店街です。そこで心斎橋筋商店街にあるお店の中から、お土産にぴったりな３つの老舗スイーツをご紹介します。

職人が毎日手焼きする、あっさりとした甘みとふわっふわでしっとりした食感がやみつき！カステラ銀装の「窯出しカステラ」

茶色のレンガの建物に、レトロな看板が目印の「カステラ銀装」。心斎橋筋商店街で創業して約70年の老舗カステラ店です。国産もち米を原料にした上質な水飴、オリジナルでブレンドした小麦粉、産地直送の新鮮な卵など、スイーツながら健康と栄養のバランスを考えて原材料を厳選するこだわりよう。そして、倍成技術士と呼ばれるカステラ職人が、生地づくりから、焼き、包装までを一人で手掛けるといった昔ながらの製法で仕上げるそう。毎日一窯ずつ丁寧にじっくりと手焼きする窯出しカステラは、キメが細かく、しっとりとして、ふわっふわな食感。素材本来のあっさりとした甘みが口に広がっていきます。1階ではショッピングが楽しめ、2階はカステラをアレンジしたメニューを味わえる喫茶になっているので、お買い物の休憩ポイントとして立ち寄ってみてはいかがでしょう。

営業時間	10:00〜19:30　年中無休 ※2F喫茶は11:00〜19:30（ラストオーダー19:00）
住所	大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-4-24
アクセス	心斎橋駅より約150m
URL	http://www.ginso.co.jp/

大阪みやげの名店・万菓堂で手の汚れない「みたらし小餅」をゲット！

心斎橋筋商店街の南側、グリコの看板にほど近い場所にお店を構える「万菓堂」。時代を超えて大阪で愛され続ける「大阪産（もん）名品」のお菓子などを手に入れることができます。そんな万菓堂で不動の人気が「大阪みたらし小餅」。手が汚れないようにお餅でみたらしたれを包んだ一口サイズのお菓子です。製造している千鳥屋宗家は、1630年創業の老舗和菓子屋さん。石臼で挽いた国内産のお米を使ったお餅の中には、とろりとしたあまじょっぱい関西風の醤油だれが入っていて、口の中に頬張るとたれがとろけだすのが特徴的。発売してから30年以上が経った現在でも、大阪土産として支持されています。

営業時間	10:00〜22:00　年中無休
住所	大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-3-19
アクセス	心斎橋駅より徒歩7分 地下鉄御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば駅」より徒歩4分
URL	https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27093548/

宇治園が手掛ける、パッケージもレトロで乙女心をくすぐる本格和スイーツ「抹茶生ショコラ小佳女」

約80年前に京都山城町から大阪へ進出し、心斎橋筋商店街にお店を構えるお茶屋「宇治園」。急須で入れるお茶はもちろん、フォーマルな場面でも愉しめるボトルタイプのお茶、オリジナルブレンドした薬膳茶など、お茶の可能性を追求し続ける老舗店です。そんな宇治園では茶葉を使用したスイーツにも力を入れていて、中でも「抹茶生ショコラ 小佳女（おかめ）」はお土産としてぜひ、手に入れたいアイテムの一つ。石臼で挽いたお点前用の香り高い抹茶と、茶葉の甘みをひきたてるベルギー産のホワイトチョコレートを、熟練の職人によってマリアージュ。口の中でとろける舌触りと広がる茶葉の香り、そして程よい甘み、すべてが絶妙で上品な味わいです。パッケージは、抹茶生ショコラには小佳女を、ほうじ茶生ショコラには火男（ひょっとこ）が配置されていて、レトロでかわいいデザインで、粋な贈り物としてもぴったり。

営業時間	10:30〜21:00　年中無休
住所	大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-4-20 宇治園ビル
アクセス	心斎橋駅より約120m
URL	https://www.uji-en.co.jp/