高輪ゲートウェイ駅を見学がてら立ち寄りたい。徳川家康によって創建された、赤穂浪士たちが眠る「泉岳寺」

2020年3月に誕生した新駅「高輪ゲートウェイ駅」。z品川駅-田町駅間に位置し、隈研吾氏によって”和”をテーマにデザインされています。無人AI決済店舗の「TOUCH TO GO」をはじめ、ロボットが掃除や駅の案内の役割を担うという、足を運んで体験したい近未来的要素も。そんな高輪ゲートウェイ駅を訪れたら、ぜひ周辺も散策してみて。今回は、駅より徒歩7分ほどで訪れることができる「泉岳寺」をご紹介します。

1612年に徳川家康によって創建された「泉岳寺」。大火によって焼失後、現在の場所に再建されました。　
境内に足を踏み入れると、1832年からの姿を残す山門が現れます。年季の入った木材は、江戸時代からの歴史を物語るよう。第2次世界大戦の戦火を逃れた、力強いパワーも感じられます。

参道を進むと、ずっしりと構える本堂が。正面の額に記されている「獅子吼（ししく）」とは、お釈迦様が説法する様子を獅子の吼（ほ）える様子に例えた言葉。何事にも動じず、正しい教えや真理を説くお釈迦様の姿勢を表しているそう。柱や瓦に獅子が潜んでいるので、探してみて。
お参りをした後は、国指定の史跡である「赤穂義士墓地」もとへ。江戸幕府の役人宅に討ち入りをした、48名の赤穂浪士が眠る墓地は粛々たる雰囲気。「赤穂浪士記念館」もあるので、立ち寄ってみて。