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大阪への弾丸旅行で、和歌山にも!りんくうタウン駅からバス直通の「田辺市」で、午後から地元グルメ、世界遺産、フォトスポット巡りを楽しむ観光ルート

天神崎(Tenjinsaki)

連日の休みがなかなか取れないけれどリフレッシュをしたい。そんな時に、弾丸旅行をする方も多いのではないでしょうか?今回は、大阪を拠点とした弾丸旅行で和歌山も訪れるという、欲張り旅におすすめしたい半日観光ルートを考えてみました。目的地は、世界遺産・熊野古道で知られる「田辺市」。りんくうタウン駅よりリムジンバス南紀白浜空港線で約2時間なので、午前中に大阪を出発してお昼頃から観光をスタートする日程にぴったりです。

【目的地1】オリジナルメニュー“ひとはめ寿司”や、旬の食材を詰め込んだご当地グルメ“あらが丼”が人気。約15年間愛され続けている老舗寿司店「宝来寿司」

宝来寿司のあらが丼(Rice Bowl offered by Horai Zushi)
Photo by @ivy.0701

まずは腹ごしらえに、1875年創業の「宝来寿司」へ。こちらで外せないのが、「ひとはめ寿司」。梅酢に漬けた自家栽培の赤しそを混ぜたすし飯が、シメサバを芯にして田辺湾特産の“ひとはめ”というワカメのような海草で巻かれているオリジナルメニューです。ひとはめの豊かな磯の香り、赤しその爽やかな風味、しめ鯖の旨味が見事に調和し、さっぱりといただけます。また、「あがら丼」も人気のメニュー。‟あがら”とは田辺の方言で“私たち”を意味し、”あがら丼”とは、“田辺の旬の食材を使った私たちの自慢の丼”を表しているのだそう。現在ランチでは、3月31日まで期間限定のあらが丼が提供されているので、ぜひチェックしてみて。

営業時間10:00〜21:00 月曜定休
住所和歌山県田辺市湊1126
アクセス紀伊田辺駅より徒歩4分
URLhttps://tabelog.com/wakayama/A3004/A300402/30000272/

【目的地2】和に洋を取り入れた有形文化財の建物や、入館無料の資料館を見学。自然保護の先駆者でもあった、和歌山が生んだ博物学の偉人の足跡を辿れる「南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸」

南方熊楠邸(Minamikata Kumagusu Old House)
Photo by @amutanto

みなさんは和歌山県出身の博物学者、南方熊楠(みなかたくまぐす)を知っていますか?粘菌を主に研究していた人物で、昭和天皇に講義をするほど博物学界で評価されていた人物です。日本における”自然保護”の先駆者とも言われています。そんな彼が1916年から1941年まで過ごした屋敷は「南方熊楠邸」として残されていて、和風建築に洋の要素を取り入れているとして、国の有形文化財に登録されています。約400坪の敷地内には、母屋、土蔵、書斎が現存しており、実際に暮らしていたころの様子をリアルに再現。またその隣には、彼が遺した約2万5000点の蔵書や書簡などの資料を保存・公開している「南方熊楠顕彰館」も。無料で鑑賞できるので、ぜひ立ち寄ってみて。

開館時間10:00~17:00
月曜、第2・4火曜、祝日の翌日(その日が土・日、休日にあたる場合を除く)、12月28日~1月4日休館
住所和歌山県田辺市中屋敷町36
アクセス紀伊田辺駅より徒歩5分
URLhttps://www.minakata.org

【目的地3】6棟が一直線に並び建つ珍しい社殿群は重要文化財。熊野古道沿いに位置し、2016年に世界文化遺産に登録された「鬪雞神社」

闘鶏神社(Tokei Shrine)
Photo by @1tsuka

和歌山県南部に「熊野三山」と呼ばれる3つの神社があり、そこへお参りするための道が熊野古道と呼ばれています。北側を通るルート”中辺路”と、南側を通るルート”大辺路”に途中で分かれるのですが、その分岐点にあるのが「闘鶏神社」です。419年に創建され、2016年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されました。壇ノ浦の戦いの際、熊野三山を統括する人物が源氏と平氏のどちらの味方につくべきか悩んだ末、白7羽の鶏を戦わせて神の意志を確認したという逸話からこの名が付けられたのだとか。重要文化財に指定されている6棟の社殿群や、源義経が奉納した笛、弁慶が出生した時に産湯を沸かしたという釜などの見所がありますよ。

拝観時間詳細は神社にお問い合わせください。
住所和歌山県田辺市東陽1-1
アクセス紀伊田辺駅より徒歩5分
URLhttps://www.tanabe-kanko.jp/view/kumano-kodo/toukei-jinja/

【目的地4】条件が揃うとウユニ塩湖のような幻想的な景色が広がる。地面に空がくっきりとリフレクションする写真を撮影できる「天神崎」

天神崎(Tenjinsaki)
Photo by @rin_wakayama

ゆったりと散策をして、夕方頃には「天神崎」を訪れてみてください。田辺湾の北側に突き出た岬で、小さな島と平坦な岩礁地帯、日和山を中心とする丘陵部で形成されています。潮位が150cmから140cm程度になると、岩礁にたまった水が反射して空や人を映し出し、まるでウユニ塩湖のような絶景を生み出すのです。気象条件にもよりますが、おすすめの時間帯は夕方から日没後だそう。この時間帯に条件が揃う可能性がある日は、田辺観光協会のホームページに掲載されています。

住所和歌山県田辺市目良19-19
アクセス紀伊田辺駅からバスで6分、明洋前で下車後徒歩15分/紀伊田辺駅からみなべ線で7駅、元町駅より徒歩8分
URLhttps://www.tanabe-kanko.jp/view/sizen/tenjinzaki/

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