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鴨川と京都の街並みを眺めながら食事をいただける。京都の夏の風物詩「鴨川納涼床」

京都の夏の風物詩のひとつ、「鴨川納涼床(のうりょうゆか)」。京都市役所前駅付近の二条通から、五条駅から東に伸びる五条通の鴨川の西岸沿いに立ち並ぶ、80店舗以上もの飲食店が”川床”を設けて営業するイベントです。目の前には涼を感じさせてくれるせせらぎを奏でる鴨川が、対岸には清水寺や祇園などが位置する東山地区が、少し遠くに視線を投げれば比叡山が。ランチやディナーに鴨川に立ち寄って、夏らしい景色と京の味を存分に楽しんでみては?

鴨川納涼床(Kamogawa Noryo Yuka)
Photo by @kazuya773

例年5月〜9月末日まで開催されている「鴨川納涼床」(2021年は10月末日まで)。舞妓さんたちの稽古場もある人気観光地・先斗町(ぽんとちょう)エリアをはじめ、上木屋町エリア、西石垣エリア、下木屋町エリアの4つのエリアの鴨川沿いで開催されます。83店舗の飲食店が、鴨川と並行に流れる”みそそぎ川”にせり出すように、木製の桟敷を設置。お天気の良い日の昼間は、鴨川からの心地よいそよ風を感じながら景色を眺めて、爽快感を感じて。日が沈み始めると、桟敷の柵に設置された行灯が柔らかな光を放ち、京都の風情を引き立てます。京料理、中国料理、フランス料理、イタリア料理、居酒屋など、多岐にわたるジャンルの飲食店が立ち並んでいるので、昼と夜に異なるお店を訪れて、それぞれの時間帯の魅力をその目で確かめてみるのもおすすめです。

実は、納涼床の始まりは1600年代前半。富裕な商人が鴨川沿いに見物席を設けたり、茶店ができたりし、これが納涼床の最初の形となったのだそう。食事や景色、雰囲気を五感で堪能しながら、400年以上もの歴史に思いを馳せてみて。

開催期間毎年5月1日〜9月30日(2021年は5月1日〜10月31日)
※店舗によって営業時間等が異なるため、詳しくは各店舗のホームページを確認してください。
開催場所二条通から五条通の鴨川西岸沿い
アクセスホテルグレイスリー京都三条:最短で徒歩6分(先斗町エリア)
ホテルタビノス京都:最短で徒歩2分(下木屋町エリア)
URLhttps://www.kyoto-yuka.com/

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