8月中旬までが見頃！上野恩賜公園の「弁天池」を彩る”蓮”で涼夏気分を味わう

上野動物公園や国立科学博物館、国立西洋美術館などの文化施設が集まる「上野恩賜公園」。幅広い年齢層が思い思いの時間を過ごすことができるため、子連れ旅行やデートなど、様々なシーンにぴったり。そんな上野恩賜公園を7月中旬から8月中旬頃に訪れると、モネの代表作・睡蓮とはまた違う、蓮による日本らしい夏景色に出会うことができます。

上野恩賜公園の南西部に位置する「不忍池（しのばずのいけ）」。1677年に出版された「江戸雀」に、不忍池の蓮が詠み込まれた和歌が掲載されていることから、江戸時代より蓮の名所であったと言われています。第二次世界大戦時に蓮が取り除かれ、水田に。戦後に復旧され、現在の姿になったとか。

覆い尽くすように蓮の大きな葉が生い茂り、所々からピンク色の可愛らしい蓮の花がひょっこりと顔を覗かせています。背景には、池の中央に佇む「不忍池辯天堂（上野弁天堂）」が見え、和の要素のある夏景色。大賀蓮（おおがはす）、明鏡蓮（めいきょうれん）、蜀紅蓮（しょくこうれん）、浄台蓮（じょうだいれん）、不忍池斑蓮（しのばずいけまだらはす）の5種類の蓮が、シーズン時に花を咲かせているので、じっくりと観察してみて。「ハス観察ゾーン」では、デッキを歩きながら至近距離で鑑賞を楽しむことができますよ。

ちなみに、蓮の花が開いているのはお昼頃まで。午後になると花が閉じてしまうので、なるべく早い時間帯に訪れるのがおすすめです。