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青もみじと苔による新緑風景の見頃は7月まで。四方どこから見ても正面になるよう計算し尽くされた「建仁寺・潮音庭」

潮音庭(Choontei Garden)2

京都市・東山区に位置する京都最古の禅寺「建仁寺」は、知る人ぞ知る新緑の名所。境内には複数の日本庭園があり、なかでも枯山水様式の「潮音庭(ちょうおんてい)」は、例年4月下旬から7月にかけて若葉がみずみずしい青もみじの姿を見ることが可能です。地面を覆う苔とつくりだす空間は、静けさと凛々しさに包まれています。”額縁庭園”スポットとしても人気なので、写真を撮るのをお忘れなく。

建仁寺(Kenninji Temple)

“坐禅体験”や”マインドフルネス瞑想”をはじめ、国内外問わず、旅行や暮らし、ビジネスなどに教えが取り入れられている「禅」。鎌倉時代初期に栄西という僧侶が中国から日本に持ち帰り、教えが広まっただけでなく、水墨画や枯山水などの日本文化の発展にも影響を与えました。そんな彼が1202年に建立したのが「建仁寺」。教科書でもお馴染みの、国宝・風神雷神図を保管している寺でもあります。

潮音庭(Choontei Garden)
Photo by @nokomaui

さまざまな見どころがある同寺は、新緑スポットとしても人気。なかでも目にしておきたいのが、東西南北のどこから見ても正面になるように計算し尽くされている、枯山水庭園「潮音庭」。庭を囲むようにみずみずしい青もみじが大きく枝を広げて上層を、深い緑色の苔が地面を覆う光景は、まさに和そのもの。心地よい爽やかさと、無意識にも背筋が伸びる凛とした雰囲気がつくりだされています。

さらに、障子が額縁のようになり、庭が絵画のように見える”額縁庭園”スポットとしても人気なのです。庭を囲むように廊下が配置されているので、ぐるりと歩きながらベストポジションを見つけてみて。

拝観時間10:00〜17:00
※受付は16:30まで
住所京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町
アクセスホテルタビノス京都:ホテルより徒歩11分
ホテルグレイスリー京都三条:ホテルより徒歩15分
URLhttps://www.kenninji.jp/

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