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池に映る、初夏の藤棚が美しい。四季折々の表情をもつ回遊式庭園に癒される「京都仙洞御所」

京都市・上京区にある「京都仙洞御所」は、退位した天皇のための御所です。自然に囲まれた庭園のなか歴代の天皇たちが住んでいた”京都御所”は、京都を代表する人気観光地。度々メディアに取り上げられるスポットですが、今回ご紹介するのはその南東に位置する「京都仙洞御所」。天皇を退位した上皇たちが余生を過ごしていた場所で、ゆったりとした生活を想起させるかのような、穏やかで美しい庭園を有しています。

京都仙洞御所(Kyoto Sento Imperial Palace)
Photo by @lagunayoshino

「京都仙洞御所」が造られたのは、1630年。上皇の隠居所として、徳川家光が造営させた皇室施設です。1854年の火災によって御所の建物は焼失してしまいましたが、庭園・茶室は今も当時の姿のまま残っています。

同スポットで特に目を引くのが、”北池”と”南池”の2つの大きな池を中心とした、回遊式の日本庭園。春から冬にかけて、桜や紅葉、ツツジ、ヒガンバナなどが次々と同園に色を添えるため、季節の移ろいを歴史と一緒に楽しむことができます。

なかでも注目は、初夏の”藤の花”。例年4月下旬〜5月上旬が見頃なので、(その年の気温の変化等により、見頃の時期は変動します)その時期を狙って訪れるのもいいかも。2つの池をつなぐ橋の屋根を覆うかのように、紫色の藤の花が咲き誇ります。天気が良い日だと、藤の花が池に映し出されて幻想的な景色に。同時に、白やピンク、赤に色づくツツジやヒガンバナも見頃を迎えるので、藤の花と合わせて鑑賞することが可能です。

拝観時間13:30〜と15:30〜の計2回(所要時間1時間) 月曜定休
※当日午前11時から先着順に、参観時間を指定した整理券を配布し、満員となり次第、受付は終了
※最新情報は公式ホームページをご覧ください
住所京都府京都市上京区京都御苑2
アクセスホテルタビノス京都:河原町五条駅からバスで約10分、河原町丸太町で下車後徒歩11分
ホテルグレスリー京都三条:河原町三条南駅からバスで約5分、河原町丸太町で下車後徒歩11分
URLhttps://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/sento/index.html

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