京都で穏やかに迎える新たな年。初詣穴場スポット「東本願寺」

京都の初詣といえば「伏見稲荷大社」「八坂神社」「北野天満宮」など、さまざまな名所が思い浮かぶでしょう。しかし、いずれも年間を通して人気のスポットであることに加え、元日からはお正月を歴史深い京都で迎えたいと訪れる参拝客が殺到するため、たどり着くのもやっとという状況……。そこで、穏やかに新年を迎えたい方におすすめなのが、名所であるにもかかわらず三が日も比較的混雑しにくいといわれている「東本願寺」です。

東本願寺は浄土真宗「真宗大谷派」の本山で、正式名称は「真宗本廟」。御影堂には宗祖・親鸞聖人の御真影、阿弥陀堂にはご本尊の阿弥陀如来が祀られています。1272年（文永9年）の建立以降、境内は江戸時代に4度火災に遭いながらも再建が繰り返されてきました。御影堂・阿弥陀堂・御影堂門は国の重要文化財に指定されており、噴水を有する御影堂門は撮影スポットとして海外観光客からも親しまれています。

1月1日から7日までは、一年の初めに身も心も引き締める修正会が行われ、新年を厳かな雰囲気のなか迎えられます。新たな年のスタートでにぎわう京の街で、静かに一年の無病息災や安全を願いたい方は、東本願寺を訪れ、そっと祈りを捧げてはいかがでしょうか。