涼やかな夜風を浴びながら巡りたい。郡山駅から電車やバスで20分圏内の夜桜スポット4選

東京の桜が散り始める頃、ようやく春を迎える東北エリア。東北の中でも、いち早く桜前線がやってくる福島県郡山市は、例年4月上旬から下旬がベストシーズンと言われています。今回は、市内に点在するお花見スポットの中から、夜桜が楽しめるスポットをフォーカス。郡山駅からバスあるいは電車で20分圏内にある夜桜スポットを4箇所ピックアップしてみました。

日本最古のソメイヨシノを見ることができる！1,300本もの桜が咲き乱れる県内有数の桜の名所「開成山公園」

郡山市の中心部に位置する、約30haを誇る広大な公園「開成山公園」。春になると、郡山発展の礎を築いた開拓者たちが1878年頃から植えた日本最古のソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラ、カンザンなど約1,300本もの桜が咲き誇り、優美な桜景色を生み出します。頭上を覆い尽くす美しい桜のトンネルは、映画「時をかける少女」のロケ地としても使用されたそう。夜になるとライトアップされ、日中とは異なる幽玄な景色を演出。桜の開花期間中は隣接する開成山大神宮で「さくらまつり 」が開催されているので、夜桜とともに露店巡りを楽しむこともできます。

開催期間	ライトアップ：4月上旬〜下旬　18:00〜22:00 さくらまつり：2021年3月27日〜2021年4月25日 ※予定が変更になる場合もあるので、公式ホームページにてご確認ください。
住所	福島県郡山市開成1-5
アクセス	郡山駅からバスで10分、郡山市役所よりすぐ
URL	https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail2-1-349.html

ぼんぼりの光に照らされた桜が水鏡に映り込み、約1.2kmの遊歩道を取り囲む「五百淵公園」

1630年に造られたといわれる五百淵（ごひゃくぶち）をはじめ、多くの野鳥が生息する自然のままの森が息づく「五百淵公園」。春になると、200本以上のソメイヨシノが咲き誇り、訪れる人を魅了します。池の周りをぐるりと巡る、約1.2kmの遊歩道を取り囲む桜並木は、まさに圧巻。日が暮れるとぼんぼりが点灯し、日中とは異なる雰囲気に。池にせり出すようにして咲く桜と、柔らかな光を放つぼんぼりの灯が水鏡に映り込み、いつまでも眺めていたくなるような幻想的な景色を生み出します。

開催期間	2021年4月上旬〜下旬　日没〜常夜点灯 ※予定が変更になる場合もあるので、公式ホームページにてご確認ください。
住所	福島県郡山市字山崎1-1
アクセス	郡山駅からバスで14分、山崎より徒歩3分
URL	https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail2-1-350.html

歴史を感じさせる駅舎と約30本のソメイヨシノのコラボレーション。車窓からもノスタルジックな夜桜を堪能できる「舞木駅」

ＪＲ郡山駅から常磐線で1駅の舞木（もうぎ）駅。1914年に開業した、平均利用者数が700人ほどの無人駅です。地元住民たちが駅の開業を祝って植えたというソメイヨシノをはじめ、大小約30本の桜があり、撮り鉄ファンの人気スポットとなっています。日中の景色も美しいですが、駅舎のライトが桜を魅力的に照らす艶姿も見逃せません。レトロな佇まいの駅舎と相まって、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる情緒ある雰囲気を演出。電車を降りずに車窓から眺めるのも一興です。

開催期間	2021年4月3日〜2021年4月17日　18:30〜22:30
住所	福島県郡山市舞木町平189-2
アクセス	郡山駅から常磐線で1駅
URL	https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail5-1-425.html

川面に映り込む桜が、美しさを一層際立たせる。約500本のソメイヨシノが3ｋｍに渡って咲き誇る「藤田川」

郡山駅より磐越西線で2駅の喜久田駅からほど近い堀之内橋を中心に、藤田川の両岸およそ3ｋｍに渡って約500本のソメイヨシノが植栽されています。この桜は、1959年に上皇陛下の御成婚を記念して地元の方が植樹したのがはじまり。その後増殖されて、現在のような並木になったそう。穏やかに流れる藤田川を優しく包みように咲き誇る桜は、川面に映り込み、美しさをさらに際立たせます。夜になってライトアップされると、神秘的な雰囲気に。時間を忘れて見入ってしまうはず。

開催期間	4月中旬　18:00〜21:00 ※予定が変更になる場合もあるので、公式ホームページにてご確認ください。
住所	福島県郡山市喜久田町堀之内字下河原
アクセス	郡山駅から磐越西線で2駅、喜久田駅より徒歩3分
URL	https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail5-1-426.html