藤棚から溢れる花が印象的。歴史ある宮造り建築の銭湯「曙湯」へ

1949年創業の「曙湯」は、威風堂々とした外観が目を引く銭湯です。建物はまるで神社やお寺のような宮造り建築。その正面屋根の唐破風を覆う藤棚が美しいことでも知られています。

藤の花が見頃となる4月下旬から5月初旬には、同銭湯は人気のフォトスポットとなります。藤の満開は、期間がとても短いのでタイミングを狙って足を運ぶのもおすすすめです。

また、受付の手前の壁面には孔雀や牡丹の2枚のタイル絵が飾られており、脱衣場に入って上を見上げると、日本らしい和柄が描かれた格天井があります。レトロなデザインに、曙湯の歴史が垣間見れるかもしれません。

建物全体が文化遺産のような曙湯ですが、2010年に改装され、設備や内装は現代風です。浴室のペンキ絵は、男湯、女湯ともに浅草と隅田川をイメージしたPOPなデザイン。浅草を象徴する雷門、スカイツリーなども描かれています。

改装後はお風呂の種類も6種類に増えました。特にぬるめのジャグジー風呂は半露天なので、ゆったり寛ぎのひとときが過ごせますよ。

お風呂上がりには、縁側で心地よい風に当たりながら明日への英気を養うのもいいですね。周囲には飲食店も多いので、お風呂の後に浅草グルメを楽しむのもおすすめです。