石碑にお札を貼ると良縁に結ばれる。悪縁を断つ、祇園のパワースポット「安井金比羅宮」

京都の代表的な繁華街である祇園に佇む「安井金比羅宮」は、“悪縁を切り、良縁を結ぶ”で知られるパワースポット。願いが書かれたお札が貼ってある石碑は、この神社の象徴でもあります。悪縁を断ちたい人には特におすすめの神社です。

安井金比羅宮の主祭神は崇徳天皇です。崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮（ことひらぐう）で一切の欲を断ち切っておこもりされたことから、断ち物の祈願所として信仰されてきました。人や男女の縁はもちろんのこと、病気や酒、煙草、賭事、欲望など、すべての悪縁を立ち切ることができ、縁結びにご利益があるとされています。

安井金比羅宮のシンボルとなっているのが、高さ1.5メートル・幅3メートルの絵馬の形をした巨石「縁切り縁結びの碑」。中央にある亀裂を通して、神様の力が真ん中にある円形の穴に注がれています。碑が見えないほどびっしりと白い形代が貼られた姿には、驚かされます。

本堂でお参りしてから、「形代（かたしろ）」と呼ばれる身代わりのお札に願い事を書きます。そして、碑の真ん中の穴を、表から裏にくぐると縁切り、裏から表にくぐると縁結びにご利益があり、心に祈りを込めてくぐると願いが叶うそう。くぐり抜けた後に願いを書いた形代を碑に貼り付けます。

「病気や災難などの悪縁を絶ってすっきりしたい」「良縁に結ばれたい」という方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？