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竹林と歴史が織りなす、初夏の嵐山へ──5月、京都の美しい時間が始まります

新緑がまばゆく輝き、さわやかな風が心地よい5月。京都・嵐山の風景もまた、この季節ならではの特別な表情を見せます。平安時代から続くこの地は、渡月橋を中心に、竹林や名刹、静かな自然が広がる、まさに日本の美を体現した場所。春の桜、秋の紅葉で知られる嵐山ですが、初夏のこの時期も、訪れる者に深い癒やしと感動をもたらしてくれます。

嵐山竹林の小径(the Bamboo Grove Path, Arashiyama)
Photo by @shigeeeeeeeei

嵐山の象徴である「渡月橋」は、桂川の上に優雅にかかる歴史的な橋。その名は、満月が橋を渡るように見えたことから名付けられたといわれています。5月、川面を渡る風に吹かれながら橋を歩けば、自然と心が解きほぐされていくのを感じるでしょう。周辺には、風情あるカフェや土産物店も立ち並び、散策の楽しみも尽きません。

また、嵐山を訪れたなら絶対に見逃せないのが「竹林の小径」。空に向かってすらりと伸びる竹に囲まれた道を歩くと、周囲の音が吸い込まれたかのような静寂に包まれ、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。竹が風にそよぐたびに、さわさわと鳴る音色は、日常ではなかなか出会えない癒しのBGM。特に午前中の早い時間帯は人も少なく、静かな竹林を独り占めできる贅沢な時間が流れます。

さらに、嵐山エリアには「天龍寺」や「野宮神社」といった歴史ある寺社も点在。天龍寺の庭園「曹源池庭園」は、池に映る新緑と山並みのコントラストが息を呑む美しさ。野宮神社では、縁結びや学業成就のご利益を願って、苔むした神聖な境内を歩いてみるのもおすすめです。散策の合間には、嵐山名物「湯豆腐」や、京都らしい抹茶スイーツを楽しむのも忘れずに。ほっと一息つきながら、旅のひとときを味わってください。

歴史と自然、そして日本ならではの静けさと情緒が溶け合う嵐山。この5月、さわやかな風とともに、あなたも京都の奥深さに触れてみませんか。

新緑の見頃5月上旬〜中旬(5月10日〜20日頃)
住所京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町付近
アクセス・ホテルタビノス京都から徒歩約6分の五条駅より地下鉄烏丸線で四条駅、四条駅直結の烏丸駅より阪急京都線に乗り換えて桂駅、桂駅で阪急嵐山線に乗り換えて嵐山駅にて下車
・ホテルグレイスリー京都三条から徒歩約3分の京都市役所前駅より地下鉄東西線・烏丸線で四条駅、四条駅直結の烏丸駅より阪急京都線に乗り換えて桂駅、桂駅で阪急嵐山線に乗り換えて嵐山駅にて下車
URLhttps://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=8&tourism_id=2683

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