ワシントンホテルとホテルグレイスリーがお届けする、
地域に根ざした旅の情報

京都でお花見なら、知る人ぞ知る「東寺」へ

東寺(Toji Temple)
Photo by @sakurajeong

京都の春といえば、数多くの桜の名所が思い浮かびます。そんなお花見にぴったりの場所が数多くある京都の中でも、今回おすすめするのは「東寺」。実はこの東寺、落ち着いて花見を楽しめる“知る人ぞ知る”スポットです。世界遺産として名高い東寺ですが、桜の名所としての知名度は他の有名地に比べると控えめ。そのため、混雑する春の京都では貴重な、ゆったりとした時間を味わえる場所です。

東寺の桜の象徴といえるのが、五重塔を背景に咲く一本の大きな紅しだれ桜「不二桜(ふじざくら)」です。樹齢は120年を超え、高さ約13メートル、枝張り約10メートルという堂々たる姿。その優美な枝ぶりと、現存する五重塔としては日本一の高さを誇る五重塔が並ぶ光景は、まさに東寺ならではの春景色です。実はこの不二桜、もともとは岩手県盛岡市で育てられ、2006年(平成18年)に東寺へ寄贈された比較的新しい木。そのため、まだ“穴場”としての魅力が残されています。

不二桜という名前は、弘法大師・空海の説いた「不二の教え」に由来すると伝えられています。異なるものを分け隔てず、ひとつとして捉える思想にちなみ名付けられた桜は、厳かな境内の雰囲気と見事に調和しています。不二桜のほかにも、境内にはソメイヨシノをはじめ約200本の桜が植えられており、場所ごとに異なる表情を楽しめるのも魅力です。

また東寺は、正式名称を教王護国寺といい、平安遷都とともに建立された真言宗の総本山。毎月21日に開かれる弘法市など、今も人々の信仰と暮らしに深く根付いています。春には毎年期間限定で夜桜のライトアップも行われ、昼とは異なる幻想的な表情を見せてくれます。にぎやかな花見を少し離れ、静かに京都の春を味わいたい方に、東寺はぜひ訪れてほしい一ヶ所です。

参拝時間金堂・講堂:8:00~17:00(3月24日~31日は8:30~)
受付終了:16:30
住所京都府京都市南区九条町1
アクセス・ホテルタビノス京都から徒歩で京都駅へ。近鉄京都線に乗り、東寺駅で下車。駅から徒歩約10分で東寺に到着。
・ホテルグレイスリー京都三条から徒歩で京都河原町駅へ。阪急京都線に乗り、大宮駅で下車。嵐電嵐山本線に乗り換え、東寺駅で下車。駅から徒歩約10分で到着。
URLhttps://toji.or.jp/

今回の旅の拠点